#4-【B】-【D】-【H】



「…仕方ないわね…今回までよ…」


あなたは、ため息をつきつつ、リンの宿題を手伝ってあげることにした


「ありがと~!マスター!!」


リンが満面の笑みでこちらを見る

あなたは苦笑いをしながら、「ほんとリンには甘いな」と感じていた


「マスターは優しいから大好き!」


調子のいいことをいう……いや…嬉しいけど…


「マスター!じゃぁ、こっちのをおねがい!」

「あ、うん。適度に間違えればいいんでしょ?」

「そうそう!あ!あと、私の字に近付けてね!」


はぁ……今年も注文が多いですね

よく、リンが「マスターに手伝ってもらったこと、先生にばれなかった~!」と言ってくるけど、そんなわけはない

だいたい、字が違うことくらい一目見たらわかる

実際、学校の先生も気づいててもいわない人も多い

確かに気づいていない【フリ】はする

でもそのかわり、その先生の中での信頼はガタ落ちになるのだ……






数時間後…


「できた~!ありがと、マスター!」

「ふぅ……今年もつかれた…」


リンは出来た宿題をカバンにしまう


「リン…次からはこうならないように…」

「あぁ、わかってる!わかってる!」


リンが笑顔だ

……かわいい…………じゃなくて、あれはわかってない

気持ちのない、口だけの返事だ

保護者として、きちんと教育しなくては!


「リン……もう手伝ったr」

「マスター!ほんとにありがと!大好き!」


リンが急に飛びついてきた

あぁ…リンの甘い香りが………あ、じゃなくて!


「ま・す・た・ぁ~」


リンが頬をすりすりとしてくる

だめだ……リンのかわいさに勝てない…頬がゆるむ






どうやら、私はリンに厳しく接することが出来ないようだ…

リンと仲良く楽しく日々を過ごす

これだけで幸せだ

何気ない毎日……

それが大切なものであると気づかされたのは、リンに出会ってからだった


夏休みの宿題をやってないことをしっかりと怒れない…

他人から見たら、こんなだらしない話はないのだが、私にとってはこれもリンとの大切な時間…

私たちの宝物だと、私は思う






まるちえんでぃんぐ【完】~ED8【リンは宝物、ゆえに甘い?】~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【D】-【H】

このエンディングにくるとは…
あなたは本当にリンに甘いですねwww
気持ちはわかりますけどww

リンちゃんに大好きといわれたら、もうおしまいですねw
怒れませんねww

リンちゃん、かわいいですww


他のエンディングにも挑戦してみませんか?www←

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あとがき http://piapro.jp/t/Ibzs

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投稿日:2012/04/19 01:15:13

文字数:971文字

カテゴリ:小説

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