暴君王女が恋するは海の向こうの王子様。
王子と出会ったのはパーティーの最中。

「こんにちは、王女様は噂よりお美しい。惚れてしまいそうだ」
それはほんのした社交辞令。けれど何も知らない王女。
真に受けた王女は王子が自分の事を好きだと思い、両思いだと思い込んだ。
「レン、あの王子に手紙を書くわ、ペンを頂戴」
「・・・はい」
王女は何も知らぬがままに恋文を書く。
甘い世界に浸りきり、その目はとろけるようだった。
後ろで見ていた召使は、王女にバレないように静かにため息をついた。

数日後、王子から届いた手紙を王女はいそいそと開ける。
しかし手紙に書かれてあったのは断りの返事だった。
王女は王子が隣の国の緑の娘が好きだと聞いた。
嫉妬に怒り狂った王女は大臣を呼び出した。
そして静かな声で言った。

「緑の国を滅ぼしなさい」

幾多の家が焼き払われ、幾多の命が消えていく。
緑の娘も殺された。
それを聞いてにんまり笑う王女。
「あら、おやつの時間だわ」
ブリオッシュを一口食べた。

雑草を踏みつけ育つバラの花。
とても美しい花なのに棘が多すぎて同じ枝に咲く花以外は誰も触れることが出来なかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

悪ノ娘②

調子に乗りました。

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投稿日:2010/05/02 19:10:26

文字数:498文字

カテゴリ:小説

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