彼方に響く鈴の音 虚ろなる者照らし
紅き道辿る灯 彼の地まで連なる
異界の風運ぶは懐かしき薫り

彼岸の桜 此方の小舟
ゆらり揺れて移ろいゆく

途切れた絆繋ぐ宛てもなく
消えては生まれる記憶が宿命
枯れては栄える芽のよう


久しく観る賽の川 不変の我が身重ね
咲き誇る彼岸花 手折り花散らす
昔日の影薄れ涙枯れ果てた

此岸のこの身 今は遠き友よ
ひらり踊れ魂鎮めの舞

この手振るうは記憶が為
明けることなき世に吹く風となり
暗き闇切り裂きて天を見る


時はまた過ぎ 面影は潰え
されど未だ想う影は有り
繰り返す望月指折り数え
残されしこの身は灰と化す

彼岸に待つ幻桜
今再び映る懐かしき姿
雫頬を伝い華と散る


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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彼岸桜、回帰ス

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投稿日:2008/12/23 17:30:49

文字数:314文字

カテゴリ:歌詞

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