濡れて向かうのは嫌い

雨粒の重みが其処に在るから


濡れて帰るのは好き

雫の冷たさがいっそ気持ちいい


頭の天辺から足の爪先まで打たれてみても
地固まれど心固まらず


濡れて尚揺れて
零れて尚迷って


やがて涙との違いは
分からなくなるのでしょう

魂まで溶かしてしまわぬ様に
もう一度だけ前を向く


やがて落ち行く雨粒と
堕ち行く私の違いも分からなくなるのでしょう


開けた空に架かる橋に思いを馳せ
今日も水溜まりを跨いでいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

雨曝し

閲覧数:210

投稿日:2010/07/12 01:19:23

文字数:223文字

カテゴリ:その他

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