彼らはどうして戦うのだろう。私は、仮面の男が憎い。




でも、あの男はりんに対してどういう感情を抱いているのだろうか。





憎い。嫌い。イヤ。それだけなのだろうか…



もっと違う何かがあるはず…そう、何かが…








ビシャ







私の顔に何かがかかった。触ってみると血だった。





誰かが流した血。何のために?誰のために?







私は戦う理由がわからない。戦わなくたって生きていける。










私は…どうしたらいいの?















カラン





りんの持っていた鉄の棒が足元に転がった。




りんはそこに倒れこんで動かなくなってしまった。







 「さぁ、これで楽に逝かせてあげるよ」







男がりんの首にナイフを突き立てた。りんの顔は血だらけだった。














私はずっと一人だった。親も友達もいなく、孤独だった――――――――――…





でも今の私には友達がいる。友達?違う。大切な人だ。









その大切な人が目の前の誰かによって存在を消されようとしている。









助けなきゃ。でも、どうやって―――――――













































私は転がっている鉄の棒を素早く拾い、こちらに気づいていない男の後頭部狙って…――――


















ガッ
















勢いよく殴りつけた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

銀の少女 11

久しぶりの本編投稿☆


何かなついね★今は“LOVELSSxxx”書いてます
まぁ、あと9話。見届けてください…全20話です

閲覧数:206

投稿日:2011/02/19 16:44:02

文字数:668文字

カテゴリ:小説

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