淡く、最上の天飾。
寒く、最終の時刻。
強く、握りしめる基盤。
隠る、二進法の招待状。
「逢いたい」

弾む白。黒に広がる。
遅れてきた君の、
迷うことなく告げる二文字。

星が疼く。声が揺れる。夜が果てる。月が傾ぐ。君が塞ぐ。

重なる、解けた、七色。

今宵、かつて何度も夢に見た風景。

すべては、軋みながら照らす夢の話。
すべては、離れながら繋ぐ糸の話。
すべては、祈りながら咽ぶ恋の話。

されど、醒めた夢は嘯く。
「嗚呼悲しきかな、
嗚呼哀れなるかな
彼女は一番遠いところに座して動かず」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

天想謳

閲覧数:79

投稿日:2010/10/20 14:51:06

文字数:252文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました