私は学校を出てすぐのところで、立ち止まった。



「なんで…?今日起こった出来事が、前にも起こった気がする…気のせい…?」



そして、この頃よく見る、二つの‘夢’

一つ目は、私はまだ小さくて、弟がいて…

その弟が…神威。


なんで?私と神威は、なんの関係もない、白黒な関係じゃ…

所詮は夢だよね?



でも、私には、過去の記憶が無い。


どうして?



二つ目は、私が真っ白な空間で、サイコロをふってコマを進めるという、俗に言う‘スゴロク’をしていた。

そして、ミクと神威がやってきて、ミクがナイフを構えた。

そして私とミクの謎の会話。


『あんたには「神のスゴロク」というものがあるでしょ?それを、私に貸しなさい』

『なぜです?』

『私はこの世界が気に入らない…だから、世界を私の思うようにしたいのよ。』

『つまり、神の座をよこせ、と?』

『そうよ』




どういうことだろう。

考えることをやめて、家に向かった。



…あれ?




「私の家って、何処だっけ…?」




帰るべき場所が、あるのかもしれない。

私が忘れている、大切な場所が。







「!!」




突如、頭に激痛が走る。


そして、かすかに、映像が見えた。


























小さい「神威」に、トラックが突っ込む。

小さい「私」は、神威を突き飛ばす。


神威の代わりになった「私」のすぐ前に、トラック


「私」の体は、浮き上がる――





























「…何、今、の」


子供の私が、子供の神威の代わりに、トラックにはねられる。


そして、次に見えたのは









――私は死んで…誰かと争って、‘神’になった?

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕と彼女の不思議な校内探検 8【リレー】

閲覧数:1,093

投稿日:2011/11/01 17:48:33

文字数:766文字

カテゴリ:小説

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