真っ赤な提灯 夕暮れ色
畦道 翔け 草履鳴らし
握った温もり 離したくなくって
思わず 力を込めた

お祭り行こうって 誘われて
嬉しくて 頬が緩んでしまった
君となら どこまでも行ける気がしたから
「良いよ」って 素っ気なく言った

日暮れはいつもと景色変わり
「怖いよ」と君が袂を掴んだ
どぎまぎしてたけど本当は
可愛くてどうにかなりそうだよ

さくら あの子をどうか攫って行かないで
まだ思いを告げてはいないんだから
さくら あの子は今どんな気持ちだろう
ボクと同じだったら良いのに

夜も更けて 帰りなさいよと
大人たちが ボクらを 急かしていく
まだ物足りなくて 名残惜しそうに歩くと
花弁が ボクらを追い越した

提灯の明かりに 照らされた
うなじがなんだか綺麗で
いつも見ていた君とは違う
別物だと思ってしまった

さくら あの子をどうか攫って行かないで
彼女を守るのはボクがするんだから
さくら あの子は今どんな気持ちだろう
同じ月を見てると良いな

好きだ そう言えばどんな顔をするだろう
どんなに考えても答えは出ない
桜色の頬がまあるく愛おしい
「ずっと君の隣がいい」



【よざくら】

まーっかーなちょーちん ゆうぐーれーいろ
あぜみちー(かけ) (ぞう)りならし
にぎーったたぬくもり はなしたくなくって
おもわーず ちからをこーめたー

おまーつりいこうって さそわれて
うれしくて ほほがゆるんでしまーったー
きみとーなら どこまでもゆけるきがしたから
いいよーって そっけなくいった

ひぐーれはいつもと け(しき)かわり
「こわーいよ」ときみがーたもとをつかんだ
どぎーまぎーしてたけど ほんとは
かわいくてどうにかなりそーおだよ

さくら あのこーをどうかさらっていーかないで
まだおもいーをつげてーはいないんだから
さくら あのこーは(いま)どんなきもちだろー
ボクーとおなーじだったらいいのにー

よーるもふけて かえりなさいよと
おとなーたちが ボクらを せかしてーいく
まだものたりなくて なごりおしそうにあるくと
かべんが ボクらーをおいこしたー

ちょうちーんのあかりに てらされた
うなじがなんだかきれーいで
いつもみていたーきみとはちがう
べつもーのだとおもってしまった

さくら あのこーをどうかさらっていーかないで
かのじょーをまもるーのはボクがするんだから
さくら あのこーは(いま)どんなきもちだろう
おなーじつきーをみてるといいな

すきだ そういえーばどんなかおをするだろう
どんなーにかんがえーてもこたえはでなーい
さくら いろのーほほがまあるくいとおしい
「ずっとーきみのと(なり)がいい」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【応募作】縁咲ら

mitt(みっと)様の楽曲に応募するために書きました
https://piapro.jp/t/HXcp

少し前の時代の夜桜を見に行く子供をイメージしました

何卒よろしくお願いいたします

閲覧数:3,413

投稿日:2021/04/19 18:27:21

文字数:1,130文字

カテゴリ:歌詞

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