冗談まじりの芳しい会話で
 僕のホントは届いたかな
 苦いのが割とだめな君だから
 今日できることはここまで

 ミルクひとつお情けいらず  またね

着飾る大通りのふとした角に
たたずむお店 主張はあまりしないそうで
みつけた人だけがここに座って
外は相変わらずノーヒントの日差しで

冷たい甘い カフェラテひとつ
お口にあいますでしょうか

 ここで働くようになってから君とは
 よく顔を合わせるようになったことに
 違いはないね
 その眼に似合うようなピッタリの一口を
 届けるには僕はまだ未熟で


プライドの持ち方を取り違えやすい僕は
また君にいらぬ想いさせてしまったか

本当は味覚オンチ
旅に出て迷って ちみっ子バリスタ ああ



 「(だけどどうして此処がお気に入りなの?)」
 さり気なく尋ねるだけなのに
 そんな好奇心も
 今は少しくすんでしまうんだ
 僕はまだ答えに着いてないから
 君だけ先を行かれるのが悔しいから

またこの一杯で
君は外を眺めながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

冗談ラ・テ

バリスタ:コーヒーを淹れる職人のことです。いちおう補足。

落ち着いた隠れ家のようなカフェで働く兄さんをイメージして書いたものです。
秋といえばこういう季節。・・・自分ワールド入ってます。

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投稿日:2009/09/26 02:50:09

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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