此の指止まれ、私の指に
雨に濡れた其の翅を休めて
この通り雨が過ぎ去るまで…
“信じられる存在などありはしない”
傘を忘れ、土砂降りの雨の中
ずぶ濡れになりながら思う
遠ざかる背中を終えないまま
あなたの背へと伸ばした腕は雨粒だけを掴んで
瞬間涙とも雨ともわからない雫が頬を伝った
“Rain doesn't stop even if grieving”
最後に晴れた空を見たのはいつだっただろう?
雨が降れば飛べない蝶のように
土砂降りの雨の中私は歩き出せない……
止まない雨に、病む乙女ひとり
雨の雫を握り締め
噛締めた唇に滲んだ赤
土砂降りの雨の中きっと私は歩き出せない
あなたの背中を追うことに疲れてしまった
翅が濡れてしまっては
もう飛ぶことなんてできない
それならばいっそ、この翅を折ってくださいませんか
此の指止まれ、私の指に
雨に濡れた其の翅を休めて
この通り雨が過ぎ去るまで…
二度と会うことはないだろう、私のかみさまに告ぐ
「ウソツキ、」
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