吐息の形を見つけてしまったあの日から
視界に入る君の輪郭を確かめてしまうんだ
届かないのを知っていてもなお紡いでるのは
どうしようもなく下らない募る想いたち

待っている誰かをずっと待ち続けているの
期待も不安も全て閉じ込めた息づかいは
どこにも色なんて付いてないのに儚げで
ちっぽけな私の息の根を止めるには充分で

タクトみたいなペン回し眉間にしわ寄せ
そのリズムで踊れば笑ってくれるのかな
「もしも…」の大洪水に今日も押し流されてく
だからずっと私を知らないでいてねなんて


ため息の楔を感じてしまったあの日から
聞こえてくる君の感傷を味わってしまうんだ
溢れてくのを知っていてもなお注いでるのは
どうしようもなく忌まわしい煙る呪いたち

待ってても誰かはずっと訪れはしないの
自嘲も詭弁も全て投げ出した立ち姿は
どこへも行かなくて知ってるけど寂しげで
こっそりと私の首元を締めるには充分で

タルトみたいなペン入れに消えてた彩り
この気持ちをこぼせば気付いてくれるのかな
「だけど…」の溶岩流に今日も焼き尽くされてく
いつかきっと私が手を伸ばしたいななんて


聞こえてくる噂話他人のフリ他人のフリ
通りすがりの名も無き通行人だから忘れてよ
傷ついても触れない癒やすことも出来なくて
言葉を交わさない代わりに足音を消し去った

ひとつずつ砕いていく気持ちに涙が降りしきる
ありがとうやごめんなさいはもう分からなくなる
傷つきたくなくて逃げるのは私なのに今も
傷だらけで立ち尽くしてる君を置き去りにして


嘘つきの悪魔演じてしまったあの日から
まとわりつく君の本心を嗅ぎ取ってしまうんだ
消えてくのを知っていてもなお頷いたのは
どうしようもなく輝いた君の心たち

待ってたら終わる?でも諦めてくれずに
苦悩も昨日も全て身につけたその顔は
こちらへ向かおうとしてるけど逃げられず
ばったりと私の行き先を塞ぐには充分で

ホタルみたいな灯火を浮かべた眼差し
その想いをずぐに抱きしめていたいんだから
「好きだ…」の流星群が今日も降り続いている
この手ずっと私が離さないからねなんて


訪れた夢の険しさに戸惑っても
二人ならもう大丈夫だって知ってる
あのため息はもうここにはないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

タメイキ最終処分場

閲覧数:28

投稿日:2024/05/26 18:40:40

文字数:943文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました