一途に囀る小半日の火光
霞が深くて消えそうです
蒼き上辺を指で擦るように
昇れば小さき風を纏う

絶えず絶えず色付けては
描く一つの絵が見せる
麗に飛ぶ鳥になれたなら
この世の届かぬ場所へ飛びたいよ

幾つも色混ざり混ざって
彩る闇が広がる
美しき翼が溶けだして
闇はまた深く見えた

風景裂いては一つの場所が空いて
一から描くこととします
蒼き上辺が曇り始めたとして
高く飛ぶのは罪でしょうか

絶えず絶えず色付けては
描く一つの絵が潰れ
麗に飛ぶ鳥は何処へ
彩りすぎた闇が側へ迫り来る

幾つも色混ざり混ざって
何も見えなくなろうと
絵筆を握る手を止めるなど
今の私にできない

そして目を閉ざされ色失っては
いつも同じ絵を描く
別れを告げることは
容易いと思えど
飛び立つことさえも
許されてはいないのか

重ね重ねで色の無い風景
それに望まず絵筆握る
この絵の上辺に何か描こうとして
何を描けばよいでしょうか

幾つも色混ざり混ざって
私の全てを描き
醜いほど彩られていく
絵を愛おしく感じた
そして私は鳥になり
この世の届かぬ場所へ
美しき翼を広げたら
描いた闇と消えよう

一途に囀る小半日の火光
霞が深くて消えそうです
蒼き上辺を指で擦るように
昇る燕が美しくて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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投稿日:2022/11/22 18:36:34

文字数:538文字

カテゴリ:歌詞

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