【滲透】【月葬】【廃退】【メロディ】
【開幕】【花弁】【常闇】【目覚め】


開幕のブザーと
真夜中を混ぜた珈琲を
啜ってはただ俯いている
水銀燈あかり
飴細工みたいな歌声が
ずっと響いてた
四畳の世界
忘がたい夢の景色は
ここじゃあさ叶わなそうだよ
スプーンで掬った月明り
日々を廃らす不安
ただ停滞していくだけ

瓶の中のインク 時計の廻るメトロノーム
愛を美化する声帯 夢が覚める瞬間

いっそ
流れる空に飛沫をあげて
星の砂糖を飲みこんで
散った
弾けるようなうたた寝の間でも
いいかい、いいかい、
夜に囚われていたいな


部屋の隅 目覚めた
流星群 まだ飛び交っている
午後3時
星雲が 怖いんだ
だれかが描いた青に
飲み込まれて行きそうで
まどろむ。

ほら
声は未だテロル 残響巡るシンドローム
星の欠片で酩酊 君がいない空間

それでも
たゆたう水がこぼれ落ちてく
透明な声が邪魔をする
一歩
紛い物でも夢遊するのみだよ
そうだ、そうだ
夜に囚われていたいな


いつまでも夢の中で

いつまでも夢の中で

いつまでも夢の中で

いつまでも夜の中で


流れる空はとても広くて
透明な声を飲み込んだ
一歩、
踏み出す前のうたた寝の間でもう
いいかい、そうだ
夜が明けていく


溺れるような記憶の雨と
宵滲み渡れよ歌い声
きっと
心臓音はまだ鳴り止まないね
いいよ、いいよ
夜はまた今日も来る


【心情】【悠遠】【一歩】【ハーモニー】
【終演】【花片】【黎明】【花夢遊】

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花夢遊

閲覧数:80

投稿日:2021/09/21 15:40:57

文字数:647文字

カテゴリ:歌詞

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