世界が創った不可思議は
有り余る程の常識で
私が造った常識は
赦されない程に溶け込んだ

『どんな未来も きっと変えられない』
昔にあった 私の絶望
後悔はない それなのに
私はまた“愛”を殺したんだ


空が澄んだら 君はもういない
繋いだ手が淡くぼやけた
せめてこのまま 永く永くと...
終わると知りながら願うのです



私が作った存在は
奇跡には程遠くて
それでも私の存在は
痛く冷たく此処にあって

『どんな過去でも きっと越えていける』
昔にあった 還らぬ温もり
後悔はない それなのに
私はまた“愛”を欲しがるんだ


虹が見えたら 君はもういない
凍えた声が夜に響いた
せめてこのまま 強く強くと
独りきり 涙を流すのです



誰も知らない君が其処にいて
なにもしらないきみがそこにいて
世界の針は 無常に廻る
『さよなら』だけを 連れてくる


雨が止んだら 君はもういない
変わらぬ常識が街を駆ける
どうかこのまま 永く永くと...
愛の世界に 微顰笑む(ほほえむ)のです

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

那由他の雨

『許されない罪を犯した』
自分を責め続ける科学者の話。


顰笑(ひんしょう)→『顔をしかめ笑う』そんな意味だったかと。
歌詞中の『微顰笑む』は造語です。

ほんのり『モノクロ少女と遅れたヒーロー』と繋げてたり。

閲覧数:119

投稿日:2010/11/21 23:50:01

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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