街を渡る飛行船は雲の白に溶けて
昨日の雨など忘れたみたいに麗らかな様子
青いだけの空なんて興味ないって言って
それだけで君がそこにいるような、そんな気ができるの

完全を見透かされたら
きっと逃げ出してしまう

少女は唱えた らいらいら
誰も知らないはずの魔法
だってたった今作ったんだもの
この反射から身をよじって
ドロウ

焼けた影を踏んで歩くつま先の水色
どんなに言葉を震わせたとしてカナリアにはなれず

約束の楽譜に散らす
知ったかぶりの音色で

少女は歌った 声もなく
意味なんてない箱の魔法
だってそれは今作ったんだもの
あの視線からも抜け出して
消える

襤褸の下に隠した
他愛のないわたしを暴かないで

少女は願った 灰を飲み
君だけが聞き取れる魔法
わたしの中のカミサマが泣き出す
その前に助け出して
少女は歌った らいらいら
誰も知らない偽の魔法
だって意味なんてなかったんだもの
その反射から身をよじって
ドロウ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

カラクリミューズ


君だけが完全な器の中の未完全なわたしを知っていた。

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投稿日:2011/07/11 16:41:24

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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