麗らかな風頬をなぶり
舞うは花吹雪
さらさらと流るる水面
映す青嵐
とりどりに笑う山

眺むるは高楼
独酌現にたゆたう
これまた面白きかな

此岸は夢よ瞬きの間に
過ぎ行く幻の如し
仮初の身で愉しまなくば
下天の甲斐もなし
ただただ戯れよ


谷渡る声遥かに響く
匂う山桜
ひらひらと舞う胡蝶
花から花渡る
ゆらゆらと立つ陽炎

酔生夢死虚しきか
然れども古人
皆言う夢のまた夢

戯れせんとや生まれしに
儚く散り急ぐ春よ
春宵朧の月を取り
注いでさあさあ
狂えや狂え

仮初の世に遊びし夢を
後の世もまた後の世も

此の下陰でまどろみては
醒めゆくさあさあ
また煽れ一献

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【KAITO】春と戯る【オリジナル曲歌詞】

 もっと早く完成させたかったのですが… 春の歌です。

閲覧数:150

投稿日:2018/05/13 20:51:45

文字数:286文字

カテゴリ:歌詞

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