渡り鳥
  

渡り鳥は羽を休め
久しぶりの景色に囀(さえず)る
休める場所など誰も探せない
街並へと何か落ちる

「もう誰も縛り付けないから」貴方の言葉が
僕の両手に突き刺さる 杭に変わる
もうどこにもいないのにな

そしていつか僕の命
惜しくないと貴方に泣こう
優しいその手で縛り付けてほしい
そしていつか時が進み
貴方の影失っても 大丈夫だから
僕は生きて行けるんだ

空の遥か高く強く羽ばたく 渡り鳥みたいに


しばらくぶりには変わりすぎた街
視界にふと 何か落ちる

もう誰も縛り付けないから貴方もいないの
僕の両手を突き抜けた 穴がふたつ
あの日の笑顔掬い そして零すよ

いつか きっといつか
力強く空見上げて
南へ帰っていく悲しみを送ろう
もしも僕の 今が過去が
幸せだと言えるなら
貴方はどこかで泣いてて


離れたくないと思うほど遠ざかる季節
ただ立ち尽くすことだけしかできない僕
朝日の包む悲しみはやがて雨に変わって
羽を濡らして眠るだけ

だけど僕は生きて行って
生きたいって息をする
不自然なほどに
自然に生きてく
羽を広げ 空に歌い
いつの間にか晴れ渡る
あの空の向こう
また飛び立とう

いつでもどこでも僕は歩けるよ
貴方といられたから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

渡り鳥

ko_toさん「歌詞募集!!お願いします!」応募用
http://piapro.jp/content/3pxf7fir42u9ddqk

が、選外でしたので没作です。

閲覧数:102

投稿日:2010/09/23 16:39:47

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

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