「親友っつても幼稚園からの友達だから幼馴染かな?」棗が言う。
「・・・それよりも、亜空間実験をやめさせないと!」ミクが言う。
「・・・・?亜空間?・・・・あぁ!」
「忘れてましたね?」
「うん」もはや庇おうとしない。
「・・・・どこにいるんですか?」
「学校の屋上だと思う」
「じゃあ、そこに行きましょう!」
「・・・・無理だ」
「どうしてですか?」
「学校への行き方を忘れた。それに、もう間に合わない」
「どうして間に合わないんですか?」
「あの実験は五分で完了するんだ」棗が時計を見て言う。
「・・・あと・・・二分・・・・」
「だから、ミク」
「なんですか?」
「歌え」
「・・・・・はい?」
「歌って、空気に微弱な振動を起こせ。そうしたら亜空間が生まれない」
「・・・・・??」
「理屈は後だ!早く!」
「あ、はい」

ミクは、歌を歌った。心地よく・・・・。


―――――二分後。

「・・・・・よし、成功・・・だ・・・・」
――――ドサッ。
棗が倒れる。
「・・・・・マスター?・・・・・マスター!?」
「・・・・マスター・・・・。やめろって言ってるだろ・・・・・」

「マスター!!!」


 ――――――――――――――――――――――。






・・・・・クライ・・・・?
・・・イヤ・・・アカルイ・・・・・?

――――――棗!棗!しっかりして!棗・・・!


・・・・・ミク?
・・・・・いや・・・。お母・・・さ・・・・ん?


「棗!しっかりして!起きてよ!」
「・・・・・・・・・ミク・・・・・・?」
「マスター?気がついたんですか?」
「・・・・あぁ・・・・・・。なんで・・倒れた・・・・の・・」
「マスター?」
「・・・・・スー・・・・スー・・・・」
「眠ったのですか・・・・・」

後で分かるのだが、亜空間実験の犯人は親友、忍ではなかった。
それは、永遠の命を持った物質の犯行―――――。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

子守歌からの物語。 Take.6

続き。

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投稿日:2009/03/02 20:51:36

文字数:811文字

カテゴリ:小説

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