※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』

恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメントとして軽く流して楽しんで頂けると幸いです

上記が許せる方は、自己責任でスクロールして本編へどうぞ








☆☆☆☆☆





オレと彼女には、同じところはひとつもない。
むしろ、違いしかないけれど。
もしもこの感情が、彼女と同じものだったら。
きっと、オレは幸せなんだと思う。


シャングリラ・第十三話~依存~

SIED・KAITO


「大人数で食事するのも、たまにはいいな、」
キッチンで洗い物をするオレの隣で、食器を拭う篠武さんの声が弾んでいる。
確かに、普段はしないような話を、様々な人物から聞き取るのは悪くないと思うが…オレはその言葉に、心から同意することができない。
むしろ、みんながこの部屋から出て行って、彼女との時間が戻った今に、酷く安堵していた。
(篠武さんだけが、傍にいてくれればいい、)
…なんて、こんな考え方は、自分でも偏向していると思う。
それでも、彼女と少しでも二人きりでいたいと願うオレは、何処かおかしいのだろうか。
特にあの、五十嵐瑞樹さんは…手放しで受け入れることができない。
彼は、篠武さんに近すぎて…どうしても、…どう、しても。

「…カイト?どうした?」
「………、」
食器がすべて片付いても、無言でいるオレを心配する彼女が、新しいタオルでオレの手も拭ってくれる。
「あの…、」
言いたい言葉は、たくさんある。
オレは、何処まで貴女に触れてもいいのですか?何処まで貴女の中に、入り込めますか?貴女の特別になれますか?
「…あ、の、」
だけど、どうしても声にならずに、もどかしい想いばかりが募っていく。
「んー?何かあるなら、言ってみろ、」
「………、」
「カイト?」
真正面から受ける琥珀色の瞳が眩しくて、オレは思わず手を伸ばし、その細い肩を抱きしめていた。
一瞬、拒絶されたらとも頭を掠めたが、篠武さんは力を抜いてオレに身を委ねている。
ただ、その両手は下げられ、背中に回される気配もないのは…少し、悲しい気がした。
「篠武さん、オレは…貴女が好きです、」
ぽつりと、やっとの思いで出した声は、自分でも戸惑うほど小さくて。
彼女に届く前に、空気に溶けてなくなりそうだ。
まるで、彼女の中にあるオレの存在ごと消えてしまいそうで、漠然と怖くなる。
でも。
「何を今更、」
零れた言葉とともに、頬に感じた手のひらの温もり。
「とっくに、知ってるよ、」
「…はい、」
くすくすと笑いながら、それでもオレを見上げる綺麗な瞳に見つめられ、ざわついていた心が自然と凪いでいった。
今は、篠武さんの目に映るのは自分だけ。
その事実に、つかの間の安らぎを覚え、かえって何も言えなくなる。
代わりに、優しく頬に添えてくれた手を握り、唇に押し当ててみれば、くすぐったいよと苦笑された。

「ほら、もう風呂入って寝よう?」
「…そう、ですね、」
貴女を、オレだけのものにしたいです。そして、オレも貴女だけのものになりたい。
胸の奥に燻るこの想いが、彼女に届けばいいのに。



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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

シャングリラ・第十三話~依存~【カイマス】

ちょっと間が空いちゃいましたね。
兄さん、悶々。

どうでもいいですが、実は今、この小説から発生させたお歌を、うちの兄さんに調教中。
何もかもが初挑戦なので、四苦八苦…。
超投げ出しそう。

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閲覧数:185

投稿日:2011/05/31 00:39:02

文字数:1,417文字

カテゴリ:小説

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