嗚呼!薔薇の雨風に消され
空に飛べず立ち尽くして
あなた、散り私だけが
鳴呼…身離れず立ち尽くしてる
世に冷える色をまとわせて
地の戸へ隠れて日が消える
火の様に詠んだ愛の歌
涙がこぼれて字はにじむ
嗚呼…生きるも 嗚呼…死ぬことも
定められて押し流される
嗚呼…すべてが 嗚呼…夢と散る
闇夜へ身をなじませてくわ
嗚呼!湿り切る袖を垂れて
髪を乱し空見上げる
誓いした永久の愛は
鳴呼…断ち切られてただ寂しいだけ
世に醒める色を溶き混ぜて
地の戸を開いて日は還る
木の葉から覗く穏やかな
眼に照らされ身はぬくむ
嗚呼…生きるも 嗚呼…死ぬことも
あなたの身にあることだった
嗚呼…それでも 嗚呼…空いた差が
長くて身は漂うままに
嗚呼…生きるも 嗚呼…死ぬことも
あなたの地へ引き寄せるのね
ねぇ、待ってよ? 嗚呼!同じ道
辿って身を流してくから
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2012/02/01 20:05:30