遠い昔の子どもの僕
甘くカラフル 夢みたいな砂糖菓子でできていた 

色鮮やかな未来を前に
悪者倒す ヒーローになれると信じてた


だけどいつか知ってしまった
悪の秘密結社も
大暴れの怪獣も
僕の目の前になんて現れないって

そしていつか気付いてしまった
特別な才能も
不屈の精神も
僕には持ち合わせがないって


それでも諦めきれずに
必死に手を伸ばし続けた
指先掠めて 空(くう)を掴んで
僕の中には空っぽだけが
虚しく 寂しく 溜まっていくよ

僕は向いてないらしい
ヒーローなんて子どもみたい
バッドエンドが 頭を過ぎって
うずくまった僕の目の前に
君が その手 差し伸べてくれた


君のその手が僕には眩しすぎて
思わず僕は目を瞑って
頭(こうべ)を垂れた

後ずさって逃げ出す3秒前
そう 君は困ったように
僕に笑いかけた


その手掴むと君は笑った
321の合図で
外の世界に駆け出したなら
僕ら転びそうになりながら
前へ 前へ もう止まらない

君は僕に教えてくれた
僕は僕 君は君
できないことがあってもいいと
不完全でも手を繋いだら
きっと きっと 強くなれるさ

君こそ追い求めてた
理想のヒーロー でも
君が立ち止まったその時は
今度は僕が手を差し出して
僕は 君の そばにいるんだ

さあ紡ごう 僕らの物語を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ヒーローになりたかったけど

夢の浮橋でも憧れてしまったから。


初投稿です。

閲覧数:24

投稿日:2019/06/23 17:39:58

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

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