※とうとつな話をしよう
正直なところ、いつ死んだっていいんだけれど
嫌に空が青いから
なんだか興が削がれてさ

嵐が叩いた雨粒に
紛れ消えたく外に出た
カビの臭いのする手帳
手垢の残った日めくりと

二枚に割れた爪先で
濡れた地面を蹴っていた
うなじが痒くてさびしくて
どうしようもうない日があった


※とうとつな話をしよう
正直なところ、いつ死んだっていいんだけれど
嫌に空が青いから
なんだか興が削がれてさ

メガネを端から埋める水
内かな外かなどちらとも
くもるままなら幸せなんだろ
へそ穴求めた左指

時計の音がうるさくて
朝のニュースもうるさくて
それでも奥歯を噛み締めて
扉を開いた日があった



二枚に爪が割れたのは
時計の音が割れたのは
クズと愚図との天秤に
歯軋りしていた日があって


※とうとつな話をしよう
正直なところ、いつ死んだっていいんだけれど
嫌に空が青いから
なんだか興が削がれてさ

うなじが痒くてさびしくて
どうしようもない日があった
それでも奥歯を噛み締めて
扉を開いた日があった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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平らかな日のはなし。

死にたいわけではないけれど、死にたくないわけでもない。
正直なだけの、平凡な日のお話。

閲覧数:111

投稿日:2016/02/21 02:32:00

文字数:461文字

カテゴリ:歌詞

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