どうしようもないこの時はいつも君だけを見ていた
片時も外したくない視線はいつまでもここにある
君の姿が消えるとまるで全てが夢の彼方さ
浮き足立っていると言われたって構わないんだ
全てはこの一瞬のためにあるといっても過言じゃない
君と出会った奇跡の日から瞬き一つもしたくないから
永遠に目を閉じられない
眠りの世界を死神に売り渡した
全てを君に捧げたんだ
この胸の檻の獣は君を求めて叫んでる
もう次の夜が明ける頃には
誰かの噂も聞こえなくなるんだろう
いつでも君を見つめていたい
この檻の中の獣は愛を求めて叫んでる
倒れ込んだ冷たい床の温度感じた数秒間
背を向け我慢と痛みに籠城する君を見つけたよ
君は寂しくなると縋って掴んで離さないから
1日のどれだけを君と過ごしているんだろう
もし願いが叶うなら眼瞼を切除しておきたい
君を瞳に入れたその日干涸びた心は凍りついた
永遠に目を閉じられない
見えない角度で誰ともなく譫言の
全てを君は聞いてたんだ
この固い肌を潤す君との出口を探してる
また次の夜が訪れたなら
逆さまの月が不意に微笑むのだろう
いつでも君を見つめていたい
この愛に骨を折られた首は安らぎを求めてる
輪郭をなぞるその手つきを
伸ばした距離の短い腕と腕を
君に抱きしめられたら
それだけでずっと最初からそうだったように
性急に縋りつく速度も
口下手なまま黙る口元にもキスを
それだけで全ての時間が報われるなら
安い買い物さ 家々に並ぶ家を建てよう
永遠に目を閉じられない
眠りの世界を死神に売り渡した
それでも君は首を捻るんだ
この恋の終わり際には君が見えなくなるのだろう
もう次の夜が明ける頃には
静かな朝だけ聞こえてくると願うよ
今はただ君を見つめていたい
この愛の檻の獣は恋に焦がれて襲っている
永遠に目を閉じられない
見えない角度への好きに生じた余所見から
全てを君は視ていたんだ
ただ凄い力で暴れる君の本音に気づけなかった
あと何度夜が訪れたなら
この固い意思を投げ捨てられるのだろう
いつでも君を見つめていたい
この愛に骨を埋めた首を長くして待っている
永遠に目を閉じたくない
眠りの世界の死神に愚痴をこぼそう
この石に齧りついても首を縦に振らない事を
I Don’t Want to Miss a Blink
SCP-173 - 彫刻 - オリジナル
原語版タイトル: SCP-173 - The Sculpture - The Original
原語版作者: Moto42
翻訳者: Dr Devan
原語版記事: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-173
翻訳記事: http://scp-jp.wikidot.com/scp-173
CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)
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