初めは小さな光だった
風が運んだ笑顔とともに 握った手のひらの温もりが
わたしを柔らかくした

等しく降り注ぐ太陽は 時に残酷で
あなたに撫でられた淡い熱が 消えてくれない

此処にいるのが 誰で 誰であろうとも
濡れた瞳を見つめて
幼い吐息を ひどく ひどく愛おしんで
温めてくれるのでしょう

わたしでなくても
わたしでなくても


いつしか大きな光になった
何もかもを包み込むよな
驚くほど遠くにいたから 小さく見えていただけ

知らない場所でのあなたの姿 とうに聞き飽きた
無邪気に見上げてたあの頃には もう戻れない

わたしの全てを 白く 白く染め上げる
歪んだ心でさえも
眩い光を 強く 強く浴びるほどに
この身は凍えてしまう

ひとりにしないで
ひとりにしないで


冷たく頑なに閉じたこの部屋を照らし出す
ランプでいてほしかった

此処にいるのが 誰で 誰であろうとも
濡れた瞳を見つめて
幼い吐息を ひどく ひどく愛おしんで
温める

腕を伸ばして 強く 強く求めても
翳した指の隙間から
あなたの光が 零れ落ちてゆくほどに
すべてを憎んでしまう

抱きしめても 風のようにすり抜ける
散らばって 暗い影を照らし出す

わたしでなくても
わたしでなくても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

太陽

誰にでも優しいという、罪。

白瀬はじめさんに曲をつけていただけることになりましたので、曲募集タグは外します。
本当にありがとうございます!

閲覧数:464

投稿日:2015/11/02 23:45:27

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました