揺れる海へ沈む

力尽きて 涙の水槽を漂う
君の愛を吸って 干からびた肺で呼吸した
朝が来れば 今より息が詰まりそう
揺れる光 見つめ 手を伸ばすこともできなくて

足が軽い 宙へ浮かぶ 何処か遠く 君の元へ

目を閉じて祈るのは 今日より悲しい明日
君のいない世界で 幸せは望めない
ひんやりと身体ごと 私を包む涙
息を止めて沈んだ 光なら求めない

降りるように 砂上に身を落とした
星の砂をすくい 痩せこけた舌で愛撫する
夜の底で海月の毒に憧れた
青いそれを眺め ただひとり 夢に溺れてる

触れたものを死に追いやる 甘い毒があるとしたら

何もかも寄せ付けない 心にいる君のため
波も立たない此処で 不幸せ受け入れる
柔らかな暗闇は 私を抱き寄せ 笑う
泡を吐いて眠った 寂しくはないのだけれど

会えるかな 呼んでいる 君の声
会えたなら いつまでも 君の胸

穏やかな夏の海 今だけは私のもの
燃えるような夕焼け 誰も触れられない
ひんやりと風が吹く 陸を包み込む潮風
海の底は見えない 水面なら輝いて

光だけ散らしてる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

私の水槽

苦い苦い恋の記憶は、身体ごと海に沈めてしまいましょう。

追記
自由落下さんに曲をつけていただけることになりましたので、曲募集中のタグは取り外します。
本当にありがとうございます!(2/21)

歌詞を一部修正しました。(8/31)

久々の詞先です。前のバージョンにひらがな歌詞も用意致しました。
美しくて鬱らしい表現を心がけました。

閲覧数:1,220

投稿日:2015/08/31 15:34:59

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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