お昼過ぎの木枯らしは夕暮れ時にはおさまり
埃舞う乾いた風が　今　そよ風に変わる

雨の混じる風が吹く　そこに小さな芽が吹く
悲しい音が響く夜が明け　お日様が昇る

ちょっと気になって　何もしない

今日は雨が降ったり晴れたりして虹が架る
光と雨の贈り物
今夜道草を食わずに帰るよ　それでいいでしょ
帰りがいつも遅いから

分かったような顔をして　実は何も分からない
そんな毎日を暮らしていて　何も変わらず

今日は何をしようかな　少し考えてたのに
何もせず何も感じずに　時間が過ぎる

少し気が散って　何もできず

今日のこともいつか忘れてしまう　そんな気がする
雨が降り出す瞬間に
今フッと思いついたことだけで　それだけでいい
忘れないまま暮らそうよ　いつまでも

今日は少し寄り道をして帰るよ　それもいいでしょ
帰りはいつも遅いけど
今夜　通り雨が過ぎた街並み　綺麗な空
光と雨の贈り物　受け取ったよ