カーテンを揺らす涼風に 胸がつまる
まだ届きそうな空の色 ほっと息をついた

気付けば日は暮れていて 暗い道も構わずに
はしゃいでた 何がなくても楽しかった

歩けば汗ばむ熱は 記憶と同じ温度で
思い出す 強い日差しの中笑った 懐かしい日々

儚いほど 色褪せて見える 昨日までの居場所
降り注ぐ 蝉時雨も いつしかなくなり
ひとつひとつ 積み上げた思い なくす事はなくても ずっと
変わらないわけにはいかない


この道に並べた足跡 辿るように 
また 過ぎるけれど 夜の風 虫の音だけ響く

手の中こぼれる時間 かき集め振り返れば
思い出す 楽しいだけじゃなかったけど 独りじゃなかった

どんな時も 落ち込んだ時も 傍にいればよくて
涙した 笑っていた 自然に生きてた
だけどいつかそんな朝が来て それぞれの明日が来たのなら
手を離し 歩き出さないと


季節(とき)はめぐり 昨日とは違う夏がやってきても
ゆるやかに 砂をさらう 細波のように
この心を甘くなでていく そんな気持ちになれていたら
そう願い 今 夏を終える
涼やかな風に 目を閉じる

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  • 非営利目的に限ります
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夏の終わり

恋愛でも青春でもいいですが
夏というのは、どうしてこうも終わりが惜しまれるのでしょう

このまま終わるのは、もったいない
そんな思いを毎年抱えて、結局なにもせず過ぎていく気がします

閲覧数:172

投稿日:2008/09/18 02:01:09

文字数:477文字

カテゴリ:歌詞

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