その3「私が導く幸せの話」 カイメイ

投稿日:2011/08/12 04:16:13 | 文字数:3,357文字 | 閲覧数:281 | カテゴリ:小説

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長いし、見えにくいかなって思うけど
これくらいで進んでいったほうがgdらないと思う

さて、メイコと友人の中にある会話
なぜ女性は痩せようとする?

まぁ、ただのブスのひがみ、デブの嫉妬って思われるだろうけど
それでもやっぱり骨っぽい人は可愛くはないと思う
どんなに綺麗で高級で美しく可愛い服を着ていても
その皮だけのような肉体が全て無駄にしていると思うと
本当にかわいそう、服が、その素材にされたものが

思うにぎゅって抱きしめたときに肉がついていたほうが可愛いです
笑ったときの持ち上がった頬に乗る少しの肉が
むにむにってして可愛いではないか、まさに赤ん坊なのだ
子供が可愛いのは多少のふくよかさと小ささなのだ
っておもうお

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さて、メルアドを交換してからと言うもの何通ものやり方が交わされた
基本は好きな作家や小説の話ばかりが受信ボックスを埋めていく
学年と活動が違うだけで会う機会が殆どない
珍しく弁当を忘れ、食堂に買いに行くことにした
売店に並んでる間溢れかえるような人の多さに視線を泳がせると
ルカの鮮やかな桃色の髪が人の合間から揺れているのが見えた
そしてその隣にあの青い頭があった
すれ違う男女からちょっかいを出されている
意外に人気者なのか、それともただのいじられ者なのか
まぁいいか、と意識を目の前の残り少ない大人気のデカ盛照り焼き丼を見つめた


「たまらないっ」


久しぶりに食べた大人気弁当に舌をうならせた
細いと言われるメイコの大きな胃袋を次々と埋めていく
隣で木陰に隠れながらダイエット宣言している友達は指をくわえてところてんを食べている


「いいなぁ」

「あのねぇ、いつも思うんだけど、あんた普通だよ?」

「だめなの! 下っ腹出てるし痩せてなきゃ嫌なの」

「痩せすぎてたら可愛くないよ? 今のあんたが私は好きだけどなぁ」

「ぐ、ぐず、メイコが男だったら絶対付き合ってる!」


腕に飛びついてくる友人の頭を撫でる、無防備になった弁当をぱくりと食われた
しかもかなりの大口だ、がっつりと食われメイコは腕にくっついた友人にでこぴんをお見舞いした
どうして、女と言うは無駄に痩せようとするのだろうとメイコは友人をみた
ごく普通の体躯だ、友人とあたりの女性を見比べてみた
まるで骨に皮をつけたような体躯のやつ、他に比べれば体躯はいいが一般論は普通の子
どうしてそこまで痩せようとするのだろうか、メイコには理解せずにいた
骨のような手を握って何が楽しいのだろうか、骨のような体を抱きしめて心地がいいのか?
痩せすぎた女に魅力はあるのだろうか、男は何が楽しいのだろうかと脳みそを絞っても
答えは出るわけもなく、メイコは隣にいる友人を抱き寄せてみた


「ふ、っほぉ、ちょ、どうしたの?」

「うん、やっぱりこれがいいの
この少し柔らかい程度が気持ちいいのにさなんで痩せようとするの?」

「だって、太ってるって」

「人の感覚って色々だからね、騙されちゃ駄目だよ、体調壊すよ?」

「う、うん」


友人の好きな人はかなり女に拘りがあるらしい
太った女はだめだ、という話をクラスで聴いているのを耳にしたことがあった
しかしその男の傍らに居る女とはいつも骨のようなやつばかりだ
そんな女たちの一覧に友人が並んで欲しくない、メイコの切実な願いだった


「やめろ、とは言わないけど、今のあんたでも十分な魅力があるんだから」


肩口で啜り声が聞こえ、かすかに震えて居るを感じた
泣かすつもりはなかったのだが、これで友人の人生がいいほうに進むのなら
思い切って話してよかった、メイコは友人の頭を撫でた


「ありがとっ」

「どういたしまして」


すっきりした彼女の顔は目が爛々としていた
それは新しい希望の光を見つけたからだろうか、それとも涙が日差しに照らされてるからだろうか
とりあえず、しばし考え込んでいた彼女の顔が変わってくれたことに内心喜んだ


最終講義が担当教師が突然の会議で出払ってしまい
自習となり、そのまま部活動に行くため活動拠点である図書室の置くにある部屋に向かった
他の人はもちろん現在授業中だから居るはずもなく

のびのびと出来るであろう、と椅子に座ったところで携帯がなる
ーメイコ先輩も講義中止ですよね? 僕の所も担任がいなくて自習になったんで
もしよろしければ、また話しませんか?ー
という内容だった、もしかしたら何か物語を進めるきっかけが作られるだろう
そう思ったメイコはー図書室に部屋ーとだけ送り、パソコンを起動させた

十分後、少し息を荒くしたカイトがゆっくり扉を開けて入ってきた
最上階の五階から一階の長い渡り廊下を渡った先にあるここまで来るのに
駆け足できたのだろうか、駆け足禁止のこの学校でよく見つからなかったなぁと感心して
隣に椅子を出して叩く


「何を書いてあるんですか?」

「次の学園祭の長編作」

「えっ、長編って事は個人本ですか?」

「ん、そう」

「すごい! すごいです!」

「うるさい」

「スミマセン」


犬のようにしゅんと落ち込み、パソコンを覗き込みそうになるカイトに睨みを利かせると
恐る恐るとカイトは視線をばっと逸らし、バックから小説をだしやっとおとなしくなった
それはこの間見せてもらった本と同じ大きさカバーであった
どうやらあの新作の続きを読むらしい
紙をめくる音は一定間隔のわりと速いペースで進められていた
頭をひねりながら、話を進める途中に横目に彼を見る
眼鏡越しにうっすらと黒い文字の羅列が見える、メイコは半年前に出た衝撃の最後からの
続きが気になり、いつの間にか物語を書く集中力は切れていた


「あ、あの……」

「ん?」


上目遣い気味に目を泳がせながら時折、メイコを見た
メイコはすでに、体の向きをカイトのほうに向け覗き込むようにしてみていた


「あ、ごめん、ついついずっと気になって」

「で、すよね、あの終わり方はずるいです」

「そそ、しかも発売日の少し前に作者がまさかの事故で延長っていう」

「メイコ先輩はまだ買ってないですか?」

「そりゃ、こいつを終えない限り買わないつもり」


後ろでスクリーンセイバーが発動したパソコン、の中で続きを待っている物語を指した
カイトも理由を言われずとも共感したに何度も頷いた


「続きが気になって、集中力途切れちゃいますよね」

「そういうこと」


ねっとりとしたような視線にカイトは顔を赤らめる
赤らめる理由は分からず、メイコは首を傾げるもその視線を続けた
とうとう視線をはずしたカイトにメイコは拳を突き出した


「っっっっったぁ!」

「分かった? 私がこいつを完成させるまで読むの禁止」


満足そうに机に再び体を向けると、カイトはバッと立ち上がった
手にしていた人気のそれは無残に地面とキスをしていた


「も、もちろんメイコ先輩の前でだけです、よね?」

「何言ってるの? 普段も」

「なんでっ!」

「そりゃーね、私がこいつを書き続けてるっていうに
どこぞの誰かさんは、のうのうと私の楽しみを先取りしてるって思うと、ムカツク」

「そんなっ、ひどいです!」


もちろん、メイコは冗談で言ったのだった、少し本音を混ぜ込んでいたが
しかしカイトは少し震えながら眼鏡の奥できらりと何かが光った気がしていた
メイコは笑いを隠そうと、俯き掌で口元を押さえていた
が、それは限界を超えてきたのだろう体が笑いに犯され始めた
終いには腹を抱えて、爆笑し始めた、本気にしていたカイトは体の力が抜け椅子に落ちた


「あははっ! ほっとあほだねぇ、くくっ、そんなわけないでしょ?
まぁ、私の傍では読むなってのは本当、さっきみたいに覗き込んでみちゃって楽しみが半減する」


言葉を終えても、メイコの中で笑いは暴れまくり息も絶え絶えになるほどメイコは腹を抱えて笑う
そんなメイコの傍ら、自分の失敗を笑われているカイトは怒るどころか
釣られるように笑っていた

それから、メイコは所々カイトから言葉を借りながら物語を進めていった
最近ほとんど進まなかった話は見る見るうちに進み、中篇の尾を占めた
他愛もない話をしながらだったからだろう、時間はあっという間に進み
途中から来た部員や部長たちが帰る頃現れたルカによって、話は終わったのだった



「最近、楽しそうだね、二人とも」


毎度お決まりのお風呂上りのルカの髪を乾かしていると
思い出したかのように、ルカはそう口にした
メイコは思い浮かべると数日の間にこれだけ話を弾ませるのは珍しいと気づいた


「まっ、そりゃあの作者の話が合うやつは早々居ないから
溜めてた分が全部出てきてるんだろう、なんせデビュー作から話が合うんだ」

「ふぅん……」


珍しいそっけない態度に疑問を持ちながらも、しなやかな髪に櫛を入れていった

プロ画はオフ友の方に描いていただきましたww
ありがとうございますw

初めまして、神崎遥と申します。

ボカロを好きになり、早一年
とうとう小説を書くことを決心しました

主に、原曲を基に妄想フル回転で書いていこうと思います。

誤字脱字、言葉の使い間違いなどがありましたらコメントでお願いします

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