そこに書いた文字を読まないで捨てて
口に出すことすら憚られるから
イノチゴイさえ遅きに失してもう術はない
どうしたって結末が変わらないように
安息は何処へ待ちわびて眠れど数千年
お伽噺も読み過ぎ読み飽きシュレッダー
この世界すべて記してもなにか足りなくて
あくびした喉元に突きつけられた退屈の味
何万年待ったらお月様もいっこ増やせる?
暇つぶし程度にはなるけれどまた怒られる
今はきっともう今じゃなくなるんだから
なんで人類はそんなに頑張ってるんだろう
「今度会えたらお茶をしよう」
そう言ってくれたあの子はもういない
ここに記す文字を食べないで逃げて
耳にすることすら烏滸がましいから
オマジナイさえ古きを偲んでもうにべもない
何したって終末が止まらないように
安寧は何処へ待ちぼうけうたた寝数万年
世界神話書き過ぎ書き飽き再生紙
この次元すべて残してもどこか足りなくて
くしゃみした鼻先に押し付けられた辛辣な鍵
何億年待ったらお星さまもいっこ増やせる?
草むしり代わりにはなるけれどまた叱られる
明日はきっともう過去じゃなくなるんだから
しかし人類はやたらと生き急いでるんだなあ
「次に会うときお土産あげる」
そう言ってくれたあの子はどこいった
いいんだいいんだ別にいいんだ
長生きしたって殆ど寝てるし
気まぐれで友達作ってもいなくなるし
星の場所は毎回変わってる
寂しいよりも退屈だし
悔しいよりも面倒だし
何度目かどうかを聞きもしない
そしてそれすら忘れてく
話を合わせてあげるから
喜べ人類演じきるさ
今回は悪に徹するかな?
それとも聖なる使いかな?
怖がることない子が一人
何も言わずに横で眠ってる
何も見えてないし聞こえてない
でも少しだけ笑ってくれた
それでもういっぱいになった
全部捨てて人類の真似事をして
何も確かめずに終わりを選んだ
手を繋いだらあたたかいんだね
そんなこと初めて知ったよ
それでもう
さよならしたんだ
ぜんぶぜんぶ
ありがとうね
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