夜の淵に呑まれゆく 街やまちまち猫が鳴く

明滅する寂びた街灯 さびしがらせよ閑古鳥

草木も眠るころ 千里轟く古びた音

飄々と巡る足音が 深い闇夜を満たしてく


忽ち妖扇の様に 騒がす吾等は妖怪だ


叫び散らせよ 目もくれず 鳴動唸らせて行き交う

通りすがりの用心棒 ゆめゆめ気付けど魚の眼

ほれみろ通りを影が行く 空を奴等が飛び交う

悪辣非行の罪を問う 言の葉紡げど意味も無し


や や や



陰と陽との狭間で 捻れ埋もれる きみが泣く

もういっそ忘却に溺れる 誰も知らない僕が呼ぶ

飛べよ飛び込めよと 酷く湿った招き声

歯車がいかれた音色が 妙に何だか心地良い


かごめかごめ籠の中の鳥は いついつ出やる今出やる

脳裏に過る淡い感覚と 知りも知りえぬ呻き声


喚き晒せよ鐘の音 衝動のままに降り立つ

招き猫は知らん顔 水面に映るは血の眼

そこのけえもい獣が行く 大気を掻き分け切り裂く

名残惜しんだ古びた音 そろそろ皆で帰ろうか


らったった らったった らったった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

妖と獣

妖と獣の歌詞です。

閲覧数:117

投稿日:2017/12/11 18:49:21

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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