A
胸に宝桜の空 我が故郷よ永久に
重ねてこの情景 変わらずに永遠にと

B
忘れはしない 何もかもを 全てを
必ず時はやってくる 音もなく

S
回りて 廻りて 繰り返しては 我が涙川は止まらず
反転し 流転し 流れ辿り着く 水底の土へと
誰かの 誰かの 声が聞こえる 古き懐かしき友垣
転生し 転換し やがてめぐり会う 川底の君にと

A
花の中に雲雀 水の中には蛙
生きとし生けるもの 変わらずに永遠にと

B
春の雨に打たれて息ができない
乾くことは知らない 我が両眼よ

S
もがいて 足掻いて 繰り返しては 我が悲しみは消え失せず
晴天が 蒼天が きらり光射す 水底の石へと
誰かに 誰かに 今を奉る 古き懐かしき友垣
鎮静を 鎮魂を 祈り奉る 土底の君へと

S
叫んで 喚いて 君を呼んでも 我が慟哭は届かない
哀惜に 哀傷に ぐらり飲まれてく 心底の水へと
誰かが 誰かが 呼びかけてくる 古き懐かしき友垣
おいでと おいでと 笑う声がする 淵底の君から

A
夢の世は無常に風のように過ぎ去る
この命も同じ 花のように散り逝く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

故人水中歌

故人…死んだ人、古くからの友達

何らかの理由で川で死んだ友人。死人に口なしなんて言うけど、どうして川底から友人の声が聞こえるんだろうね。もう、いないのに。

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投稿日:2009/05/10 14:29:22

文字数:473文字

カテゴリ:歌詞

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