契り千切られ浮き世の小指
小窓を覗けば小劇場

一途な想いは踏みにじられても尚
愚直に烈火を燃え上がらせるのです

血飛沫時雨が美しき夕まぐれ時
障子の向こうの影法師にどよめく
徒なその行方を目で追えば
きっと切なさという名の舞台に立たされ
恥辱に塗れた恍惚の果てに
被虐体質が華拓く

ねえどうかさよならは言わないで
明日もその次も生きているとしても
この小箱の中自由に不自由を泳ぐ金魚だから
たった一つを願うとすれば
その刃でこの身を切り咲いてほしい
そしてまだ見ぬ世界で貴方と

懐中時計の針が巡る度
心の隅っこを鼠が執拗にかじりつく

ねえどうかさよならは言わないで
明日もその次も生きているとしても
この小箱の中自由に不自由を泳ぐ金魚だから
たった一つを願うとすれば
その刃でこの身を切り咲いてほしい
そしてまだ見ぬ世界で貴方と

永久に貴方を愛させて下さいまし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

金魚掬い

閲覧数:155

投稿日:2013/02/10 15:40:54

文字数:386文字

カテゴリ:歌詞

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