音のない場所へ走っていった
耐えられなくなって逃げてきた
落ち着いて呼吸ができるはずなのに
自分の名前を思い出せなくなった

細胞に付けられない色も名札も
毎日誰からかもらう許可証も
何もなくなったことが幸せでも
何も言えないことは幸せかな

本当の独りぼっちは独り占めなのに
分かち合う誰かも繋ぎたい手も
すべて失ったことを惜しむなんて
今更カッコ悪くてみっともないな


声のない場所へ駆け出していく
耐えきれなくなって逃げていた
落ち着いて歩行ができるはずなのに
自分の足跡見つけ出せなくなった

感情で分けられない今も昔も
毎日何処からかもらうチケットも
地図が無くなったことが幸せでも
誰か会いたい気持ちは不幸かな

真実の独りぼっちは独り占めなのに
いだき合う誰かの支えたい手も
全部消し去ったことを惜しむなんて
前より性根悪くてどうしようもない


有るものを失いたいから逃げたのに
失うのを止めたいから手を伸ばしてる
都合の良い物語はもう訪れないのに
どこにもないシークバーを探している

記憶していた温度を確かめる指先が冷たくて
このまま溶けて海になってしまうんだろうか
記憶されなかったなら最初からないのなら
ゼロからゼロになってつまりそういうことだ

どうしてもと言うなら魔法をひとつあげる
ねぇでもそれって本当に魔法じゃなきゃだめ?
返事を聞かないうちに呪文は唱えられた
全てが思い通りになっても筋書きを有しても


本当の独りぼっちは独り占めなのに
分かち合う誰かの繋ぎたい意思
すべて失ったことを惜しむなんて
今更カッコ悪くてみっともないな

真実の独りぼっちは独り占めなのに
いだき合う誰かを支えたい意志
全部消し去ったことを惜しむなんて
前より性根悪くてどうしようもない


何もかも知ってしまったとしたら
誰の意思も嘘に見えてしまったのなら
どれが本当の気持ちなのかわからない
気づいたときには何もかも手遅れに

妖精が小さく呆れて笑ってる
「ほら言った通りになったでしょ」

もう逃げ出しても
もう駆け出しても
何も知らないフリさえできない

終わることさえ
止めることさえ
取り戻せなくなったのだから

もうどうしようもない
どうしようもないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Recovery Fairy.

閲覧数:78

投稿日:2026/04/19 22:13:42

文字数:942文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連する動画0

  • COMANECI

    COMANECI

    ご意見・ご感想

    はじめまして。素敵な歌詞を探していて辿り着きました。
    「細胞」という言葉にたまごっちを思い出すような切なさを感じつつ、「どこにもないシークバーを探している」という一節に音屋として深く刺さりました。
    アナログ機材にまみれているおじさんですが、この情緒的な世界観、すごく素敵です。ありがとうございます!

    2026/04/19 23:16:57

    • ろろあ製菓堂

      ろろあ製菓堂

      コメントありがとうございます♪

      存在する限りは「細胞」なり「分子」「原子」なりで
      時間軸を流れていくとしても、元に戻ることを選べば
      それは「自分じゃ無い他人(観測者)の目線」でしかないので
      惜しむようで割と簡単に手放してしまえるような
      物語の中と外を行き来するイメージでしょうか。

      また機会があれば眺めに来てください。

      2026/04/20 21:24:03

クリップボードにコピーしました