***ミーリア=グランシェラ=リンヌ=アリンネ ―奴隷収容室S室にて―***
3日くらい経ったのだろうか。
特に空腹も疲労も感じず、ただ牢屋の片隅にじっと座っていた。
こうしている間にも、時は動く。
私はいつまでこうしてればいいのだろう。このままでもいい気がするし、絶望も感じられる。
「おい。」
声をかけられた。声の方向を向くと、この間の女が立っていた。
軍服を着ていて、クリーム色の長い髪。
女は、牢屋の鍵をあけながら言った。
「ついてこい。指令が出た。」
女は歩き出した。私も急いで後を追う。
***ミーリア=グランシェラ=リンヌ=アリンネ ―ある大部屋にて―***
髪を切られた。
腰ぐらいまであったのに、肩に届くか届かないかの位置まで短くなった。
「イーリア、ずいぶん短くしたのだな。」
「運動をするのと同じだもの。これくらいの方がいいわ。」
イスに座られた私を見下げながら、この間の2人が言う。
「教官が、主が音声で話すから俺らは下がっていろ。と。」
「音声で?珍しいわね。」
「いろいろ思うところがあるだろうね。」
2人は出入り口なのであろう大きい扉に左右1人ずつついた。
『グランシェラ…私が最も嫌う姓ね。』
どこからか声がした。驚いて周りを見渡すが、2人以外だれもいない。
『貴方に今から新しい名を与えるわ。そうねぇ…。』
話の内容がよく呑み込めない。何?新しい名前…?
「ちょ、ちょっと待ってよ!何が何だか何もわからないわよ!ここはどこ!?貴方は誰!?
ルカーナ…ルカーナは何で殺されてるの!?」
『…うるさい子ねぇ。質問に1つずつ答えてあげるわ。ここは何処かは答えられない。
私はマーリア。姓は言わないわ。ルカーナってあの桃色の髪の女?それは貴方のせいよ。』
…え?私…の?
「ど、どういうこと!?」
『貴方は特別な血の持ち主なの。その貴方を私たちは求めていた…。』
特別な…血?
『貴方が幼いころから狙ってたのよ。でも、いつもそばにいる女が邪魔だった。
貴方が易々とつかまっててくれれば、その女は殺されないで済んだわけ。』
頭の回転が鈍い。
どういうこと…。
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私は小さいころから狙われていた?
…何が何だか、さっぱりだ。
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