レン×リン
投稿日:2009/11/09 01:31:06 | 文字数:2,299文字 | 閲覧数:3,060 | カテゴリ:小説
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レン×リンパロおkな方のみスクロールしてください。
二人ともとてつもなく忙しい芸能人という設定だとしっくりくるかも…?
・・・・・・・・・・・・・・・・
「明日何時から仕事?」
「…9時……」
遠くにレンの声が聞こえて眠りについた。
「リン、そろそろ起きないと」
「…ん、」
「おはよ」
見慣れない天井の前にレンの肌が目に入って一気に目が覚めてホテルだということを確認する。
ついでに腕枕と、自分が熟睡していたことも目覚めの良さで確認できた。
「おはようのちゅーは?」
「しないよバカ」
満面の笑みで言われて、やっぱりかっこいいなあ、なんて自分の彼氏ながら思ってしまう。
いつも私より早く起きて寝顔を観察しているらしい悪趣味な彼氏だけど、顔だけは保障する。
髪の毛をくるくるいじられて、特に何を話すわけでもないのに会いたかったとか好きだよ、と言われているようで緊張する。
言われたわけじゃないから単なる私の妄想なのかもしれないけど、なんとなく妄想ではない気がする。
早く言ってくれないかな、なんて思う。
自分でもわかるほど甘ったるい雰囲気が恥ずかしくてレンの胸に顔を押し付けて抱きつく。
温かくて、心地いい。
「わお、朝から積極的」
笑って流すと頭をなでられて、久し振りなんだしいーじゃん、リンのケチ、なんて言われた。
そうだね、久し振りだしいいかも、なんて思っていたら首元に吸いつかれた。
「リンちゃんからの愛が足りません。確認し足りません。レン君はこのままではお仕事できません」
ふざけているようで声はとても真剣なのが伝わってくる。
わかってるよ。
簡単に会えないし、忙しくてメールもほとんど返せないし、いちゃいちゃしたがりのレンが全部我慢してくれてること、わかってる。
でも、会えなくて寂しくて、会いたくて苦しかったのはレンだけじゃないこと、わかってね?
「あたしも、会いたかったよ?」
「…うん」
彼は、こんな言葉じゃ満足できないらしい。
月並みだから?
でも本心なんだけどな、ともうここで覚悟を決めることにした。
「浮気してないかな、とか打ち上げ可愛い子いっぱい来るんだろうな、とか今なにしてるのかな、とか。ちゃんと食べてるかな、とか電話したいな、とか、話したいな、とか…会いたいなって、今から会えないかなって、毎日思ってたんだよ、レン」
想像以上に恥ずかしくて火を噴きそうな顔をレンにぎゅうぎゅう押しつける。
「リンも、そんなこと思うんだ」
「当たり前じゃん」
「大丈夫だよ、浮気とかしてないし可愛い子いっぱい来るけどリンより可愛い子いないし」
「………」
「照れた?」
「照れてない!」
「はいはい」
顔は見えないけど、優しく微笑んでくれるレンの顔が浮かぶ。
私、本当にこの人の彼女でいいのかな、幸せだなって最近つくづく思わされる。
レンだって忙しいのに毎朝くれるメールには本当に元気をもらってる。
声が聞けない分、会えない分、少しの気遣いがとても嬉しい。
「さーて、本当に仕度しないと遅れちゃうよ」
そう言いながら冷蔵庫を開けて水を飲む彼の仕草一つ一つに、かっこいいな、なんて思ってしまう私は重症だと思う。
もう充分貰っているはずなのに、どんどん欲張りになっていく。
確認しても、し足りなくなっていく。
離れるのが寂しすぎて、会うのも怖くなりそうなくらい依存しているのは私の方なのに。
それを言葉にしてくれるレンからはたくさん確認できているはずなのに。
それを何一つ伝えられない私は重荷でしかないはずなのに。
すぐそこにいるのに、ベッドから離れただけでこんな寂しいのに。
「レン、一つだけ、お願いがあるの…」
「なに?」
レンがベッドに腰かけた重みでギシッと音が鳴った。
優しく頭を撫でられて、また好きが一つ重なる。
「あの、毎朝メールくれるでしょ?あれ、」
「ああ。ごめんね、うざかったらやめるよ?」
撫でられていた手が頬まで降りてきた。
「じゃなくて!!あれ、……ね、」
やっぱり恥ずかしくてたまらなくなってシーツを鼻のあたりまでかぶる。
「どうしたの?」
言うって決めてきたでしょ!と自分に喝を入れる。
「おやすみ、の…メールも、欲しい……です」
レンだって忙しいのに嫌がるだろうな、と思っていたら少し笑われて、そんなことでいいの?って聞かれた。
そんなことなの?
「忙しい日とか、めんどくさかったら全然いいんだけど、」
「なんでそうなるの。は、リン可愛い」
どうしてそうなるの。
とは言えず、ギシッと音がしてシーツをめくられてキスされる。
本当にどうしてそうなるの。
もう、恥ずかしくて恥ずかしくて目なんて合わせられない。
「じゃぁ、おはようとこんにちはとおやすみのメール、1日3回送るね。返信しなくていいから」
「できるだけ、…します」
「なんで敬語なの」
んは、と笑われてまた軽くキスされる。
「……そんなにメール欲しいの?」
「欲しいっていうか、レンからのメール読むと、元気出るの…。疲れてても、今日も1日頑張ろうって思えるの」
「お前さ、」
いつも名前で呼ぶレンが、急に低い声でおまえ、なんて言うから驚いた。心臓が早く鳴る。
「絶対他でそういうこと言うなよ」
はい、と返事するとよくできましたと言われてベッドに潜り込んできつく抱きしめられた。
5分だけ、と言われて抵抗できない私は顔が見えないのをいいことにメール楽しみにしてるね、と呟いた。
結局言えなかった大好き、は今度会った時に言うことにした。
作品へのコメント2
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カテキョ。1時間目
大学3年生。
理系の学部らしい。(頭いい!)
自称彼女ナシ。(あたしはいると思ってる)
歌のサークルに入っているらしい。(聞きたい。とても)
バイトは、コンビニと家庭教師。(あたしの)
カテキョ。1時間目
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飴玉より甘いモノ
(暇だなぁ…)
そう思いながら、レンはテレビを眺めていた。
内容は頭に入っていないらしく、ボーッとした表情からそれが伺える。
現在レンは双子の姉と共に、留守番の最中だった。
当の家主であるマスターは、年長のテトと一緒に買い物に出掛けている。
飴玉より甘いモノ
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レンリン
「……リン」
べったべたに甘い空気を含んだレンの部屋でそう囁かれて迫られたら、もう黙るしか選択肢がなかった。
他にできることがあったら教えてほしいくらい。
エアコンはフル回転してくれているはずなのに、こんなに熱い。
設定温度を間違えたみたい。
レンリン
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いちゃいちゃ
いちゃいちゃ。
いちゃいちゃいちゃ。
いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ。
いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ。
「だああああああっ! もう目の前でいちゃいちゃするの、やめてくれる? 鬱陶しい!」
いちゃいちゃ
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pair
私は、ゆっくりと右手を真上に伸ばした。
電灯の明かりに透かすようにして、その形を眺める。床に落としていた左手も同じようにして、左右の手の甲を見比べる。
仰向けで床に寝転がっているせいでなんとなく背中がひんやりするな、なんて思いながら、それでも目線は両手から外さずに。
…そういや、コンセプトからしてそうだったっけ。
<pair>
pair
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楽園に別れを
「…なんかなー」
「ん?何、どうかした?」
隣に座る女の子…リンの金髪が肩に当たるのを感じながら、首を傾げた。
リンはご機嫌斜め、というか、どこか納得出来ないような顔をして俺の事を見上げて来る。
「いや、なんかレン見てると、『男女の間に友情は育たない』とかなんとか言うような迷信を信じそうになると思って」
楽園に別れを
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アドレサンス <※妄想注意>
* *
「……」
私はアレ以来、レンの顔を見るのが恥ずかしくなった。それはレンも同じ様で、少し視線が合っただけでもパッと外してしまう。……頬を紅くして。
…………そのはずだったよね?
「ひゃう……」
アドレサンス <※妄想注意>
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【勝手に妄想】アドレサンス【1】
ずっと二人で一緒にいようと約束した。
鏡で写したようなもう一人の自分
いつまでも、変わらずに一緒だと思っていた。
リンとレンは双子の姉弟だ。
両親は、自分たちのことに忙しい人たちだったようで、リンはあまり構ってもらった記憶がない。それでも、リンは寂しくなかった。
【勝手に妄想】アドレサンス【1】
双子というかリンが大好き。
タイトルをつけるのが異常に苦手な文書き。
ピアプロで活動していく予定です。
なにかありましたらsmo8och★yahoo.co.jp ★を@にしてご連絡ください。