喉を通って吐き出したこの声が、誰かを殺す声に重なって
現状(いま)を隔離した君の手が、やけに冷たくて

「主の救済」はもう品切れで、形骸化した声だけが残る
君が好きだった銘柄は、今じゃただの「傷痕」になって

君が泣いた、昨日の事を思い出して、死ぬんだ
「赦して」と叫ぶ
「怪物になった僕を救ってよ」

ねえ、最低な僕を、どうか、赦してくれ
「歌を吐くだけの機械だ」って
最低な日々と君よ、どうか僕を何も残さずに殺してよ


「死が救済」ならこの「生」は、何をもって意味を成すのだろう?
声に出して呼んだ貴方の名前が、何故か急に怖くて

喰らい殺した「好き」の言葉さえ、キスで埋めて
「愛して」と叫ぶ
君の事すら疑い始める
首に手をかけた


「あぁ、怪物なんだ」って、諦めた様に笑って言った
君は言う「嘘だ、嘘だ、嫌だ」なんて
叫び、伸ばした手はすり抜け、僕は目を閉じる

最低な僕を、どうか、赦してくれ
嘘を吐くだけの怪物だ
最低な日々よ、どうか殺してくれ
「こんな僕ならいらないんだ」って
最低な人生(日々)だ、君よ、笑ってくれ
「歌を吐くしかできないんだ」って

後悔の日々を君と笑っていたい
最愛の君よ、笑ってくれ

嗚呼、歌を吐いたってどうしようも無いんだ、才能に殺される
誰か僕を見つけて呼んでよ、ねぇ

あぁ、最低な日々よ
「どうか、笑って」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

怪物の名前 歌詞

歌詞らしいですよ、奥さん。

閲覧数:11,525

投稿日:2019/03/15 21:12:19

文字数:579文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました