* *

「……」

私はアレ以来、レンの顔を見るのが恥ずかしくなった。それはレンも同じ様で、少し視線が合っただけでもパッと外してしまう。……頬を紅くして。
…………そのはずだったよね?

「ひゃう……」

現状報告。今、レンが抱きついています。しかも、なんか服を脱がそうとしています。危険です。

「れ、レン?」
「何?」
「な、何でこんなことしてるの?」
「……いいだろ」
「あぅぅ……」

レンは、私の弱い所(首筋)に息を吹きかけてくる。顔が熱い。今、さぞかし私の顔は真っ赤になっていることだろう。
しかも、両親は海外に仕事の都合で行っていて、1ヶ月帰ってこないらしい。しかも2人ともなんか私達を見て「ニヤニヤ」している。……ああもうなんなの。レンといい、お父さんといいお母さんといい……。
とにかく、レンの抱きつきから逃れようとするものの、なかなか抜け出せない。抜け出そうとしても、弱い所を突いてきて逆らえない。

「……恥ずかしい」
「可愛い」

レンはギューッと、腕に力を加えて抱きしめてくる。
なんか、苦し―

「―」

レンの顔が間近にある。……前と一緒の状況?
自分の唇に柔らかい感触が有る。レンの手が、私の顎を持ち上げていた。

「んっ」

レンはそのままそれを続けてくる。
口に舌が侵入してくるのを、感じた。

「……」

唇が離れると、銀の糸が引いた。
ニヤリ、レンがイジワルそうに微笑む。

「どうだった?」
「……」

良かったなんて、言わない。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アドレサンス <※妄想注意>

続きの希望があったので、必死で執筆しました。
……完璧妄想なので、流していただけると幸いです。

予想以上のタグの多さに吃驚しています∑
これ見て→………(゜Д゜)
こんな感じでしたw

閲覧数:6,485

投稿日:2010/01/30 20:09:18

文字数:637文字

カテゴリ:小説

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