「あーーーーもう、馬鹿じゃん、わたし!!」
私はそう言ってそばにあったクッションに抱きつく。
グミヤが好き?
今頃気付くとか、意味わかんないよ私。
「青春ですねー^^」
そう言って私の横でニコニコ笑っているのは、親友のルカ。
あぁーーー、ルカはのんきでいいよな、本当に。
「また、グミヤの話か?
お前も好きだなー、グミヤ。」
そう言って、ドアの前に立っていたのは兄――――ルカの彼氏でもある、がくぽ。
「そうなんですよー^^
グミちゃんは、もう、グミヤくんが大好きで・・・・」
「ちょっとー、盗み聞きとか趣味悪いー><
ルカは、何言ってるの!!」
いつからそこに居たんでしょうか。
教えてくださいよ。
「別に盗み聞きしようと思ったわけじゃねーし」
そう言ってがく兄は、むっとして見せる。
「じゃあ何をしようと思ってたのよ!!」
自分がこんなのの、妹だなんて思いたくない。
人の話を盗み聞きして、何がしたいんだか。
「る、ルカの声が聞こえたから・・・・」
そっぽを向き、頬をほんのりピンクに染めて言う兄貴。
って、ヲイ。
可愛いじゃないか!!それ!!
男にしておくのがもったいないじゃないか!←
「がくぽさん、ありがとうございます」
最初は驚いたように目をまん丸にしていたルカだが、恥ずかしそうな兄貴をみて、すぐに優しい微笑みを浮かべた。
「私のこと、想ってくれて」
天使とも言っていいような、微笑み。
こういうのって、誰でもできるんじゃないよね。
ルカだから出来るんだよね。
「ルカぁぁぁぁぁーーーーーー」
そう言って、兄貴はルカに抱きついた。
感動かなんなのか、涙を浮かべながら。
「がくぽさん・・・」
小さい子供をあやすかのように、優しくルカは兄貴の背中をさする。
うわーーー、私へのあてつけですか?
リア充リア充してんのをそんなに見せ付けたいんですかー。
そうですかー。
爆発しやがれ☆
「あのーー・・・おーい」
不意に後ろから聞こえた声。
どこか安心感のあるこの声は――――
いやいや、ありえないって。
幻聴だよ、そうに決まってる。
そうは思っても、やっぱり後ろを向くのは怖い。
「聞いてるー?」
やっぱりそうか、そうなのか。
これは幻聴じゃないのか。
「グミっ!!」
「ひゃっ」
そう言って、声の主―――グミヤは私の前に座り込む。
いつから居たんだろう、グミヤ。
兄貴が来るまでは、完全にルカと私の二人っきりだったわけだから、その後。
つまり、兄貴が来たとき。
っということは、勿論・・・・
「何、ぼーっとしてんの?」
そう言ってグミヤは顔を近づけてくる。
待って待って。どう考えても近いよこれ、近すぎるでしょ。
こっちの気持ちくらい考えてよ・・・・
「ぼーっとしてないし。っていうか・・・・」
「っていうか?」
気づけ気づけ、もうすぐ鼻と鼻がくっつくぞ?
それだけ、近いよ?
離れろ・・・・!恥ずかしいじゃん・・・・
「グミさぁ・・・」
何も言えない私を良いことに、どんどん顔を近づけてくるグミヤ。
何それ、確信犯的な感じですか!?
グミヤの顔を見ていられなくなった、私はぎゅっと目を瞑る。
「僕のこと、好きなんでしょ?」
そうグミヤが言ったと思うと、急に唇に何か柔らかいものが触れる。
「ん!?」
目を開けた先にあったのは、グミヤの顔。
え?
何?何?どういうことなの?
ちょっと理解できないんだけど・・・・
「どう?」
唇をゆっくり離すと、悪戯っぽくグミヤは微笑んでそう言った。
・・・・っ。
どう? じゃないよ。
もう、頭おかしいんじゃないの?
私はむすっと膨れる。
「グミ、大好きだよ?」
そういうと、グミヤはぎゅっと私を抱きしめた。
・・・・。
・・・・。
・・・・。
何よ、自分ばっかり。
私だって、私だって・・・・
「グミヤが大好きだもん」
誰よりも、誰よりも、ずっとずっとずっと、グミヤが大好きだもん――――
「まったーーーーー!!」
突然聞こえた、兄貴の声。
あ、いたんだ。
「グミヤ!!お前に、妹を渡すだなんて言ってないぞ!!」
少し興奮したように兄貴は声を張り上げる。
「まぁまぁ、がくぽさん。落ち着いて?」
子供をなだめるかのように、ルカは言う。
「誰がなんといおうと、グミは僕のものです!」
馬鹿みたい。
でもね、でもね、大好きだよ。
グミヤ――――――
コメント3
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美亜 瑠璃
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気づいたら 君 傍にいて
気づいたら 全て消えていた
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ご飯食べるとき お風呂入る時 寝る時さえも
ずっとずっと 一緒だった
なのに 消えた 君は 1人 ドコカ 遠い 所へ
君の事 ずっと 探...君がいた~とんこつラーメンの思い出~
美亜 瑠璃
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ご意見・ご感想
美亜 瑠璃
ご意見・ご感想
はじめまして、片割れの瑠璃デス。
美亜と同じく、別のところでも会ってますがw
か、かあいいw
おいしいです、俺得です、ステキです!
そしてぽルカまで出演。282828です。
初ミヤグミ小説読みだったんですけど。。。いいです!ミヤグミバンザイ!w
素敵な小説、ごちそうさまでした^q^q^
2011/09/25 19:48:31
レア
>>咲耶
おいしいかーwよかったーw
咲耶のぽルカもめちゃくちゃおいしいけどねんw
全然書いていいよーw
ってか、書いてあげて←
そうです、どっかのツンデレさんはいなくなっt・・・・((
可愛いか、ありがとん!!ww
>>ひま
2828が止まんない・・・・だとぉ!?
ひま大好き愛してる!!ちゅっちゅ((危険
ひまだって短時間ですごいの、書けるしょ?
わたしは、天才でもなんでもない。
そーそw
がくぽは、オトメンなのだw
>>美亜さん
いつも咲耶がお世話になっておりますw
2828が止まらないなんて、嬉しいじゃないですかぁぁぁぁぁあ!!
美亜さん大好きです!!
ぽルカ&ミヤグミが大好きでして・・・w
おいしく召し上がってもらえてよかったですw
ブクマ、ありがとうございますー^^
>>瑠璃さん
いつも、咲耶がお世話になってますw
可愛いだとぉ!?・・・・嬉しいです。ありがとうございます^^
俺得のつもりd・・・・((
初ミヤグミですか。ミヤグミはおいしいですよーーー!
どんどん召し上がって((
ミヤグミ万歳ですよねw
ではー
2011/10/02 15:51:41
美亜 瑠璃
ご意見・ご感想
はじめまして!!美亜瑠璃の片割れ、美亜と申します。
ツイッターで何回か、お会いしたことは、ありますよね^^
・・・・・あ、どうしよう、2828が止まらないです><
ミヤグミ、おいしいです←
そして。ぽルカもセット。
いいじゃないですか、いいじゃないですか、これ!!
もうすっごいおいしかったので、ブクマもいただきました!!
ではでは、失礼します^^
これからも、おいしい小説頑張ってくださいね^^
2011/09/24 23:03:31
向日葵
ご意見・ご感想
ひまです^^
レアちゃん、すごいよーーーー><
2828とまんなーい☆←
20分でこんなのが書ける、レアちゃんは天才だ!!
レンリン、ぽルカ、に続き、ミヤグミにも感染してしまった(汗
ぐみやんすごいよ、なんかw
がくぽ、所謂“乙男”ってやつ!?
とりあえず、すっごいおもしろかったです!!
次の作品も、楽しみにしてまーす。
ではではノシ
2011/09/24 17:12:07
レア
>>咲耶
おいしいかーwよかったーw
咲耶のぽルカもめちゃくちゃおいしいけどねんw
全然書いていいよーw
ってか、書いてあげて←
そうです、どっかのツンデレさんはいなくなっt・・・・((
可愛いか、ありがとん!!ww
>>ひま
2828が止まんない・・・・だとぉ!?
ひま大好き愛してる!!ちゅっちゅ((危険
ひまだって短時間ですごいの、書けるしょ?
わたしは、天才でもなんでもない。
そーそw
がくぽは、オトメンなのだw
>>美亜さん
いつも咲耶がお世話になっておりますw
2828が止まらないなんて、嬉しいじゃないですかぁぁぁぁぁあ!!
美亜さん大好きです!!
ぽルカ&ミヤグミが大好きでして・・・w
おいしく召し上がってもらえてよかったですw
ブクマ、ありがとうございますー^^
>>瑠璃さん
いつも、咲耶がお世話になってますw
可愛いだとぉ!?・・・・嬉しいです。ありがとうございます^^
俺得のつもりd・・・・((
初ミヤグミですか。ミヤグミはおいしいですよーーー!
どんどん召し上がって((
ミヤグミ万歳ですよねw
ではー
2011/10/02 15:51:41