悲しみの海に落ちてきた君　目を開けるのも辛そうだ
このままゆっくりと落ちてきて　ここまで来てくれるのかな

ここにいてよ　いるだけでいい　光がさして　君を晒す
上の誰かに気付かれぬよう　水を揺らして波に拐った

この気持ちなんなんだろうな　君の幸せ守りたい
上にいる奴が君を追う　邪魔するなら来るな

深海少女　まだまだ沈む　おいでここまであと少しだよ
深海少女　知らなくていい　一生　出なければここが世界の全てだ

時の流れなんてここにはない　常世の海にずっといてよ
綺麗な上から来るあいつ　奴にオレたちは理解できない

そしてまた光が近づき来る　彼女と奴の　目が合った
急いで近づくあの奴に　背を向けた君…………！！

深海少女　わざわざ沈む　ようこそオレの住む海に
深海少女　抱きとめてから　気付く熱くて赤く光るその頬っぺた

汚れた服は闇が隠す　君の笑うその声が好き
彼女もあいつに叫び曰く　「もう放っておいてよ！」

彼女の意をくみオレがあいつを　押し出した
次の瞬間　偶然ながら　光が消えた

「心配性の　彼女は焦る　闇が『彼』を隠し『一人きり』」
　そんな彼女にオレは悟った
「ほらね、君も素敵な色を隠してた」

深海少女　腕をひかれる　最後までオレに気付かずに
深海カップル　お似合いですよ　オレの入る隙間なんてある訳　ない

また傷ついたなら　帰ってきて　