「はぁーいはいはいはい。これから、ハロウィンパーティーを開催しっまーす!」
10月31日の昼ごろ。ハロウィン向けのお仕事も一段落ついて、メイコ、ルカ、リンが談笑していたところに、ミクが突然現れた。
「よっしゃーハロウィーン!もちろん仮装でしょー?」急にハイテンションになるリン、また始まった、と苦笑するメイコ、そしてア然とするルカ。
「んっふっふっふー」笑い方きもいよ!?というリンのつっこみを華麗にスルーし、取り出したのは4着の洋服…というか衣装。
そのうち1着をもちあげ、「リンちゃんはこれー。どこかの特殊部隊的なごっつい銃とかゴーグルとか盾とか迷彩服、迷彩柄にした意味がない派手派手リンちゃんからーだよっ☆」リンが色々つっこんでるけど気にしない。
「で、これはー、ルカ姉のやつ!胸元脇太ももへそがっつり開いた改造和服、これで何フェチでもおっけーだね!」ルカのつっこみも気にしない。うん気にしない。
「そしてお待ちかねめー姉!」「きゃーきゃー!」リンがまたも騒ぎ始めた。かしましい。超かしましい。
「てれれれってれー」効果音付きで登場したそれは、ぱっと見ハロウィンの衣装などには見えなかった。なにしろ布面積が小さく、まるで水着のよう。同じ黒のイヌミミとしっぽまでついている。「これはねー、めー姉がカイ兄にデレる時専用の…いたっ!」
「ショボーン…」ミクが少しかわいそうになったらしいリンが「み、ミク姉の衣装も見たいなー」と言い終わらない内にミクがさっとマントを脱いだ(実は最初にリンがつっこんでいた)。
「じゃじゃーん」ミクがマントの下にきていたのは、フリルやレースやチュールがめいっぱいついた桜色のドレス。ちいさな天使の羽までついている。
「おおー」「かわいいじゃない」「…かわいいわね」周囲の反応は上々。ミクも満面の笑顔で応えた。
「でね、」「「「でね?」」」嫌な予感がするのか、顔を見合わせる3人。「みんなには、これを着てとりっくおあとりーとしにいてほしいんだ!」
挙手するルカ。「はい、巡音さん!!」「具体的にはどこへ行けばいいのかしら」リンやメイコもうなずいている。
それはねー、と言いながらメモをぱらぱらとめくるミク。「リンちゃんはレンくん、めー姉はカイ兄、ルカ姉はお隣のがっくんだね!」
「……」
「ずいぶん悪意ある人選じゃないの」「えー?リンは楽しみだよー?」だよねー、とミクときゃっきゃうふふしはじめるリン。
「と、に、か、く!今日はみんな仮装すんの!わかったらさっさと着替える!」
腑に落ちない表情ではあるが着替え始めるルカとメイコ。案外、楽しんでいるのかもしれない。
                      ★
「いってきまーす!」リン、そして後の2人が家を出た。ミクは、それを笑顔で見送った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

trick or sweettime 1

終わったみたいに見えますが、一応つづきがあります…。

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閲覧数:185

投稿日:2012/10/30 21:40:35

文字数:1,162文字

カテゴリ:小説

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