ハイテクノロジーの進んだこの世界では、僕はロボットだけれども、もうおおよそ大体は人間だ。
僕はある程度のことは理解できるし、マスターが僕に歌の歌い方をおしえてくれて、調節なんかもしてくれたから、歌声はより人間的なだ。
まぁ、日常生活の会話は・・・・残念だけど。
でも僕はいつまでマスターのそばにいられるんだろう。
マスターの笑顔を見ながら、いつまで隣で歌っていられるんだろう・・・。
最近は、パソコンで、いろいろ知った。
「本当の」人間には、いろいろな、複雑な気持ちがあるみたいだ。
いろいろな曲を聴いて、憎いとか、好きとか、嫌いとか、ビミョーな心境とか
・・・・・愛とか、知った。
それに比べれば僕は犬だ。
基本的には歌うことでしかマスターを喜ばせることはできないし、褒められたらビミョーな心境とかじゃなく、もう最高にうれしいし。
・・・・・・。
マスターは天才で、17歳の時に僕に初めて会った時から、僕の調整をしている。
うーん・・・・正確には、「調教している」のが正しいのか?
あれから10年、僕は気づいてしまった。
マスターが作る曲のほとんどの曲は、僕に歌わせる為の曲じゃなくて、誰かへ捧げる曲だ。
マスターの調整や調教を僕はもう10年も受けている。
些細な、ほんの些細なことだって気づく様になったんだよ。
僕は機械だけど、あらゆる音を認識できるから、
マスターの声の調子とか、聞き分けられるんだ。
マスターは、恋してる。
でも、僕じゃない。
だって、僕を見ていない。だって、歌が特定の誰かへ向けられている。
だって、僕の声を良くしようとするんじゃなくて、マスターの気持ちを僕に再現させるように頑張ってる。
そういえば・・・・。
遠い、遠い昔に、こんな物語があった。マスターが読んでくれた。
あるところに、子供の木の人形がいた。
人形は来る日も来る日も生みの親であるおじいさんに愛されて、
こう願った。
「人間になりたい。」
来る日も来る日もそう、思ったら、ついにその願いがかなって、
木の人形は本当の人間の子供になったという・・・。
僕は・・・・・・別にいい。人間になんてなれなくていい。
この声が失われるくらいなら、このままでいい。
でも、でも・・・・・
愛がほしい。
僕だけに向けられた、熱っぽいような、うち震えるような、うわずったような声にさせる、マスターの気持ちがほしい。
毎日願ったら叶うのだろうか・・・・・。
ただ、愛がほしいだけだ。
ただ、誰かに向けられている、マスターの複雑な感情が、僕は欲しいだけなんだ。
神様、魔法使い、なんでもいい。
僕は、愛がほしい
ボクハアイガホシイデス・・・・
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