そして、次の休みの日。朝食を終え、雅彦の担当だった食器洗いを終え、食器を元の棚に戻し終えると、ミクが声をかけてきた。
「雅彦さん」
「ミク、どうしたんだい?」
「二人でお出かけしませんか?」
「今日は昼間は特に用事が無いから、構わないよ」
「それなら、ちょっと着替えてきます」
そういって自分の部屋に引っ込むミク。
(…僕も、着替えるか)
そう考え、同じく自分の部屋に引っ込む雅彦だった。
「ミク、準備はできたかい?」
先に着替えを終えた雅彦が、ミクの部屋をノックする。
「はい」
そういって、ミクが部屋から出てくる。
「雅彦さん、その服…」
雅彦の着ていた服を見て、ミクは何か気がついたようだ。
「ああ、この服は、あの日、ミクが選んでくれた服だよ。確か、今、ミクが着ている服も、同じ日に買った服だね」
「はい」
「…あら、二人とも、どうしたの?」
二人を見かけたMEIKO。
「ミクの提案で、今から出かけます。今日は夕食当番なので、それまでには戻ってきます」
「そう、それじゃ、気をつけて行ってらっしゃい」
「ミク姉、お出かけするの?」
たまたまその場にいたリンも会話に加わる。
「リン、何かお土産買ってくるから、楽しみにしててね」
「わーい」
喜ぶリン。そうして、家から出る二人だった。
「晴れましたね」
「ああ、雲一つ無い快晴だ」
空を見ながら二人が話す。
「で、ミク、今日はどこかに行くの?」
「その…、実は何も決めて無いです。良い天気だから、雅彦さんと二人で散歩したらきっと良い気分だろうなって思って。だから、気の向くままに歩こうかなって。でも、出かける前にリンにお土産を約束したから、お土産を買うためのお店に寄らないといけませんけど」
「…たまには気の向くままに外をぶらつくのも悪く無いかもしれないね」
そういいながら並んで歩く二人。雅彦は、ふと隣を歩いているミクを見る。
(ミクとこうやって一緒に歩ける。なんでもないことだけど、こういうことができるのも、きっと幸せなんだろうな)
そうやって考えていると、ミクが雅彦からずっと見られていることに気が付いた様だ。
「どうされたんですか?さっきから私をじっと見て」
「…僕、頑張るよ」
これからの決意を述べる雅彦。
「…はい」
そういって、笑顔になるミクだった。
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