“何もない世界に行きたかった”

午前7時30分
誰もいない 電車もない
味気ないプラットホームで
私はただ1人 電車を待ってた
新しい週の始まり
それに不釣り合いな大荷物
肩に背負(しょ)って 立って
涙を流す私 何て滑稽だろう

散り落ちる一片(ひとひら)
誰にも掬われることなく
淡々と流して 待って 待って
まだ見ぬ世界を 見たかった

無人電車に飛び乗って
誰も知らない世界へと
どうか私を運んでくれ
止まらない涙 運賃替わりに
私は電車に揺られながら
眠りの世界に誘われる

午後12時10分
目を擦って やっと起きて
耳に飛び込んできた駅名に
私はなぜか 心惹かれた
新しい空気吸い込み
それに不釣り合いな泣きっ面
顔を拭って 立ち上がった
不細工な顔 何て滑稽だろう

零れ落ちる言霊(ことだま)
誰にも拾われることなく
淡々と零して 言って 言って
まだ見ぬ世界を 見たいんだ

無人電車に飛び降りて
誰も知らない世界へと
私は足を踏み入れた
止まない興奮 言葉代わりに
私はゆっくり歩き出す
この世界に誘われるまま

とても不思議で心地よい世界
私のための世界 孤独な世界
でも私は気付いてしまった
こんな世界 本当はどこにもない
現実逃避の わがままな夢だと

剥がれ落ちる幻想(げんそう)
誰にも触れられることなく
淡々と剥がして 捲って 捲って
この世界(げんじつとうひ)を 壊すんだ

無人電車に舞い戻って
私のいるべき世界(げんじつ)へと
どうか私を送り届けて
映る景色 映画代わりに
私はゆっくり瞼を閉じる
長い長い現実逃避を終わらせるために

“何もない世界なんてどこにもなかった”

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

無人電車

“何もない世界に行きたかった”

大学受験という現実から逃れたいがために作ってしまった歌詞です。
歌詞全体を見れば、なぜ題名が無人電車なのか分かるはずです・・・たぶん。

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投稿日:2017/09/14 21:55:57

文字数:709文字

カテゴリ:歌詞

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