街の音が襲いかかる
ドレミの刃が心を裂く
踏み出すで足音さえも
五線譜の上に囚われる

黒板のチョークが悲鳴を上げ
笑い声さえも狂ったメロディ
息を殺して過ぎる時間
静寂だけ望んでいた

だけど
「好き」の音が聴こえたんだ
透明で綺麗で優しくて
それだけが世界を染め変えて
ドレミの檻を崩していく


心の奥で響ている
その声だけが唯一の音
気づけば目で追いかけてる
君の言葉だけ欲しくって

隣で誰か呼ぶ君の名が
耳に届くたび鼓動が跳ねる
初めて知った “恋” の調べ
君が僕を奏でていた

だから
「好き」の音を探している
ねえ君が笑うと救われて
優し気な世界のその音色
生きてみてもいい気がした


声をかけようとした瞬間
耳に刺さった冷たい言葉
「アイツ、ちょっと苦手なんだよね」
気づいた時にはもう遅くて


ほら
「好き」の音が突き刺さるよ
僕のこと救ったその響き
刃へと変わった拒む音
ドレミの檻がまた閉じる


世界はまた音に溺れる
だけど君の声だけが
胸の奥で消えずにいる
それだけが、救いだった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ドレミの檻

君もまたドレミの刃に

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投稿日:2025/02/07 20:08:20

文字数:544文字

カテゴリ:歌詞

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