遠影の投稿作品一覧
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言葉を交わされずに
冷めてく食事の前
どこかへ囚われてく
後ろ姿を見つめて
苦い紅茶ひとつ
毒のように干されて
指の先くすんだ
隣に並ぶ顔
秘められた記憶の底
祈りを捧げましょう...ロス・パラディス
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満たされないまま 乾いたまま
昨日の夢に 首を絞めるんだ
飲み込んで砕いていく
薄荷の飴 乾く喉
溢す真砂と 絶える足跡
方程式の答えは消えたんだ
”たんさくしゃ”は死んで
”ついきゅうしゃ”は求めて
苦いままの紅茶の追悼
閉じられた瞳と 開けられた口腔...ア・インヒェルア
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憧憬を抱いては
先のないホロスコープ
戯言と約束は
セピア色の夢
A
嵐を見つめ
遥か望む炎
影を残し
視線重ねる
哀れ情けを...灰の香りは甘く
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夕暮れに黄昏れ
降り立つ街で
翻すコートを
追いかけた
片手に本を携えては
矢絣ハイカラさん
すれ違い待つ
黒髪濡れて小指を切る
鹿の子模様の向こう
燻る煙...宵待イロニー
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羽ばたいた鳥は空へ
見上げて腕を伸ばす
終焉りの足音を
息潜めて待つだけ
いつか針は錆び付いて
崩れ朽ちるのならば
神様 ひとつだけ
言わせてください
涙は沁み込んでゆき
後悔と悲嘆に暮れる...輪廻華
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枯れた花 散らす
冷たい床に
全て 終わり
その手で永遠(とわ)を
寂れている 森の扉を
開いて来るのは衣擦れの音
「お願い」とは 誰も聞かなくて
馬鹿らしいことなのに 紡ぎ続けた
朽ちた花の香り
手折り続けて 手向けた...エヴィシカイト
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何処か遠くの森の中にそびえた
狭い場所で一人空を眺める
記憶の中見えることのなかった
小さな花咲いてた
◯「聞こえない」
▼「何を見るのか」
◯答えの無い夢(▼のないゆめは)
◯繰り返しの窓を見て
▼鍵を見つけていた(◯ていた)
▼金糸の誓いか...トゥアム
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今この暗い道
二人が歩いた記憶
茨が絡み合う
忘れた思い出
運命に導かれ
望まぬ夢を
命を散らさずに
君に出会えたら
足音が消えてく
涙の迷路...Ivy【VY2オリジナル曲】
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壁を殴る鈍い音が教会に響いた。
「……」
殴った当の本人である男は無表情で、痛みすら感じていないようだった。
キャソックを着てストラを肩にかけていることから察するにこの男は神父だろう。しかしロザリオを持たず、それが床にバラバラになって撒き散らかされている状態は実に異質だ。
「……神は無慈悲だ……」
...Der Teufel und Vater
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世界は無慈悲だと
傍らを見つめ
想いすらも零れ
涙も祈りもなく
奪われたと(さあこちらへ)
嘆く森で(さあいつでも)
どこか遠く(さあ見せてよ)
誘[いざな]う声(ああ無慈悲だ)
色が満ちてくこの暗いヴァルド
彼岸の淵で引き寄せた...キルシェ
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少女はただ海の底で
『恋』という夢を見る
人の心手に入れたいお伽話の世界
(お伽話の国)
硝子玉の色 雫に
夢の中で 真白なお城にいるの
恋し焦がれた地面へ
藍色の底から 歩いていこう
窓を拭きながら 目の端には
色とりどりのドレス...Merrow Merrow Flow
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青い森の庭の中で
虚ろに咲いた花が開く
ただ夢に映りこむは
鏡へ契る指切り
窓際揺れる影
追い掛けてみたあの日
蝋燭灯を燈し
瞳を閉じた
雨露濡らした...庭淵アルタリゴ
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冷えた指先を
温めるようにと
出会ったあの日を
忘れられなくて
いつかはその背中
追い越せたらと
無茶苦茶な夢を
考えもした
あなたにとって
足りない存在...慕う人(歌詞メモ)
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海の奥底で
泡のように
朽ちずに
変わるだけ
横目に映る
人は誰かそれか
堕ちた先は
同じ世界
昇り浮かび
見えたものは...人魚姫
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見えない 歪んだ
笑顔も 分からない
一度 拭えば
きっと 明るいだろう
遠い 君が
近くに 来ないと
輪郭が ぼやけて
悲しみも 見えない
明るく鮮やかな
視界に映る世界...眼鏡
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石榴の実 食べた
君の頬も赤いと
思い出した 過去は
吐き出されてしまった
骨董屋に 座る
人形を追いかけ
後ろ姿を 探す
旅に出掛けよう
持ち物は何だろう?
ラヂオと本と...almandine
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A
月の光は 劇を照らして
扉を開ければ 暗闇の支配者が踊ることなく
唇の色 示す証明は苦い蜜の味と
B
トランプ遊びも 流れる赤の中
裏彩色となる 夜空の上の玉輪
S
狂い始めたおとぎの世界は
酷く甘いカルヴァドス...Alice-Carmilla
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錆び付いた羽根は
二度と開くことはなく
地平線へ急降下する
君をただ眺めた
何のために僕はいる?
救うことが出来ないなら
助けること それだけは
神様どうか 赦して と
純白の羽根は
染まり縛られ...歌詞メモ
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カラスと書き物机の同じ所は
一体全体どこにあるのかな
答えのない謎々を
解いてごらんよ
少しのNote とてもFlat
前後は決して間違えない
Noteと言っても music Notesは
どちらも関係ございません
支えはLeg 秘密のSteal
Shut upさせるためにある...LoNg Live our NoBLe FurS
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恋がしたいと
愛し合いたいと
伸ばす手に
光は消えた
恋をしたいと
愛されたいと
開く唇は
蕾だった
ぬかるみを歩いて
足をとられた...ハナヒラク
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○幼い僕は
世界を走り回った
瓦礫の街は
僕に語りかけた
「生きろ?」「生きろ」と
△僕らは生まれた
何のため?導くために
手を伸ばしたから
君は生きている
灼熱に包まれた街に...厨二な歌詞
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向かい合わせの
チェックのマス
お揃いの柄
兵士からどうぞ
キングの距離
何百メートル?
心を読み合って
次の手を
考えましょう
じれったいなんて...Chess Chase Chastity
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今日はどこに行く?何をする?
好きな所でいいよ、って
アナタがしたいこと
すればいいのに
私を気にしてるの?
いつだってどこだって
私を甘やかしてるの?
しっかりしてるんだから
自分のことは自分で出来るわ
デートの時私より...大人扱いしてよね?【アバウトなタイトルだ】
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置いたままの植木鉢
水をあげるから
枯れることもなく
花を咲かせれば
あの影がちらつく
どうして私に
残していったの
どうしてこの場所に
まだ貴方は咲いているの
ミヨソティス ひらり...ミヨソティス
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さあ僕の前に跪いて
さあ僕に縋ってみて
マスターはただの狗
だからこれくらい素敵でしょ?
さあ僕の前に跪いて
さあ僕に縋ってみて
苦痛に歪むその
顔はとてもとても素敵でしょ?
僕を拒むの?
知らないの?...土下座して謝りなよ(*´∀`*)
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悔し涙を流して
見上げた空は
雲の隙間からの
光に溢れてた
振り返らず前を見て
真っすぐに走り続けていたけど
私には帰れる場所がある
温かいみんながいるとこ
私には愛する場所がある
だからいつでも...Home Sweet Home
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忍ぶれど色に出にけり我が恋は
恋すちょうまだきに立ちにけり
秘めていた私のこの心
隠さずに出来るわけがないだろう
雪のように花が散りて
移ろいゆく外の国
あらたまの春が来たのに
ぬばたまの夜のままなんて
あなたの声が聞きたいと
いつも思うのは駄目なの?...秘恋の和歌
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足元の石畳 影が歩いてく
陽気な音楽だとか 何かの歌声
手元の時計の針は ピタリと揃う
怪しげなパレードに お客もいるわ
行こう! どこに?
笛の音色へ
見える? 空は
真っ赤な月夜だけ
笛吹男は誰を捕まえるの?
愛らしい子供をさらいに来た...笛吹男をふるぼっこにしたい歌
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A
月の光で 影絵芝居
扉を開けて アリアを歌え
手を取って その瞳を見た
まるで暗闇 ギニョルは踊る
逃げるウサギ 狩りは今すぐ
太陽嫌いのアリスが笑う
捕まえた?捕まえて 罠にかけて
実在の証明 反射する
B...アリスが吸血鬼な不思議の国【タイトル絶賛未定】
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愛せない
愛さない
必要なものだと
思ってないから
愛せない
愛さない
僕に構わないで
必要ないでしょ
いつかのステージ
テーブルの向こう..."アイ" need you!
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