タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(11)
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*Miku side
男の「アイシテル」は信用しちゃいけない―――
誰かが言ってた、この言葉。
カイトは私ではない誰かにも言っているのだろうか、「アイシテル」と。
心当たりはあった。
本当はもっと前からあったのだけど。
2週間前、ルカの首筋にあったキスマーク。
丁度、カイトが仕事で会えない、と言って...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 3
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*Miku side
「ん…」
鬱陶しいくらい眩しい陽光に目が眩む。
太陽はもう南中高度に達している。
と、いうことはもう昼だ。
「カイト…?」
気がついたら、カイトはもう居なかった。
キングサイズのベッドの、何も無い真っ白のシーツ。
ひどく無機質なそれに、私の心は少し痛んだ。
くしゃ、と紙の音がし...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 2
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*Miku side
「え?今日も…会えないの?」
ケータイを肩と顔ではさみながら、クローゼットを開けて服を選んでいた所に舞い込んだのは、もう珍しくないドタキャンだ。
仕方ないのかもしれない。
あっちは仕事もしてて、こっちはまだ呑気な大学生なんだから。
「ごめん…ちょっと会議が入って」
「…うん、分...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 1
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*PM 11:00
特殊警察の三本柱を失った。
統括は、カイト先輩に代わって俺がする。
カイト先輩は、近いうちに辞表を出すそうだ。
そしてオレは、カイト先輩から組織の狙いを聞いた。...【からくり卍ばーすと】善の剣と悪の銃は交差して 4
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お久しぶりの次回予告!
多分、きっと、恐らく次の次くらいはACUTEだと…思う。
あ、最初からクライマックスです。
ACUTEなら
*Luka side.
「ミ…ク?」
「貴方の全てを奪ってあげる…」
ミクは静かにカイトへと歩み寄る。
その手に光る銀色のものは、紛れも無く…
刃…!...次回予告?
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*AM:6:00 特殊警察本部
特殊警察本部の重役が、二人も欠けた。
一人は殺戮人形との戦いで命を落としたルカ先輩。
そしてもう一人は、重傷を負い入院していたメイコ先輩。
今日の午前三時に、静かに息を引き取ったそうだ。
二人の後任を決めるのも難儀なことで、二人の分も統括しなければならないはずのカイト...【からくり卍ばーすと】善の剣と悪の銃は交差して 3
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鳥居の下、殺戮人形は口角を上げた。
街は丑三つ時だが、眠る気配は全く無い。否、眠れないのだ。
この街に蔓延る組織と、その殺戮人形のせいで。
殺戮人形は指に入らないほどたくさんの人を殺めてきた。
人形は、それを快感だと思っているからだった。
「たぁくさん、居るじゃない♪」...【からくり卍ばーすと】善の刃と悪の銃は交差して 1
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ガタガタと音を立てて馬車は揺れる。
その形は、南瓜などではない。
目の前にいるのも無論、魔法使いなのではない。
これは、現実なのだから。
「あなたは、誰?」
その人の顔は無機質で、無感情。
常に薄ら笑いを浮かべる、ゾっとするような人。
「私のことはどうでも良い、用があるのは君なのだから」
明るみに出...【ミク誕、遅刻。】12時の鐘と偽りのシンデレラ【サンドリヨン】
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赤ちゃんに会えないという現実は、時が経てば忘れられるような軽いものではなかった。
「嫌なことばっか…」
どうせなら夢で終わってほしいのに。
それなのに私はまたクオを求めていて。
「あぁっ!もうイヤっ!」
最近、部屋にこもってばっかだ。
多分お母さんはまた泣きはらしてる。
ごめんね。出来の悪い娘で。
...【裏表ラバーズ】表裏一体の恋愛感情 4【自己解釈】
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*Len side
亞北が教室に入ってきたことが全ての始まりだった。
「んだよ、お前かよ」
リンかと思った俺は冷たく言い放った。
こいつは別にどーでもいい。
「レン君に話があるの」
あいつはそう言ったんだっけか。
「あたし、レン君のことが好きだから」
「・・・」
返事はしなかった。...初恋の円舞曲 11
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シベリアのリクでカイリンを書かせていただくことに。
らしくないです。ごめんなさい。
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「カイト先輩!連立方程式の応用問題が分かりません!」
校門を出たところで俺に声をかけてきたのは金髪の女子。鏡音リン。
金髪だけど別に素行が悪いわけではない。
「なんでこんな時間まで残ってんの」
リンは中等部の2年...【カイリン】生意気少女と童貞は【リクエスト】