タグ「詩」のついた投稿作品一覧(12)
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今日はマスターのためのお使いの日
大きな大きなスーパーマーケット
たくさんおいしいものを買わなくちゃ
まずやっぱり特売かな
わあ、今日は果物が活きてるみたい
リンゴにバナナ、旬のみかんははずせないわっと
お次はお魚ね
タラにイワシ、あとはカレイも貰っていきましょう
ここの売り場は特別好きな海の匂いよ...買い物
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ところでココはドコだろう
-シキソクゼクウ-
そんなセカイ
いや チガう
コレは
ココは
イツダロウ?
そうだ
イツなんだろう――――?
セマイ セマイ・・・...続・嘘だった歌妖精: -声-
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シキソクゼクウ
イミドオりそのママなSEKAI
そんなSEKAIで
TETO(ボク)はイた
ヒトツのエ
タダのエ
とつぜんヨバれた
よくオボえていないんだ
なんでコタエたんだろう
ボク、ってなんでヲモったんだろう...ヨウセイノウブゴエ
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目を閉じ、我をなくして彼女を見る
彼女は一瞬にして彼女らとなった
一人、仏尊のごとく目をつむる無縫にして無衣の少女の
その周囲には
無数のフラクタルした彼女たちがさまざまに眼前に表象した
笑顔が聞こえる
悲哀が聞こえる
驚愕が聞こえる
激怒が聞こえる
畏怖が聞こえる...相互扇形の現象
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ウザい、ウザい・・・今都会に咲く新芽がとにかくそんなことを口走る。
しかし、その"ウザい"対象に染まっているのは、まぎれもなく彼ら新芽自身なのだ。
だから、ここ東京の花畑23区はあまりきれいではない。
「夢」や「幻想」という養分を,与えられずに育ち続けた結果であると言えよう。
けがれにけがれた拘置所...神秘の如雨露
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と、詩を一つ書き記してみる
決して、ワタシがスキな詩(ウタ)にはならなかった。
どの詩(ウタ)も、みんなウタえるから。
ワタシのオモイは、他のダレカも同じオモイになれるから。
ワタシだけのオモイのウタは、ワタシからは書けない、それがワタシなのだ。
だからワタ...セルフスキャン:出力結果=個体値0
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すぅっと空気を吸い込んで、やわらかにやおらに降し吐く
体が奥から末端へと一度に暖かくなる
体の至る所に色が満たされていく_____
『私』が、完成した_____
小さな小さな幼女のせいであった私には、分不相応なほどに熟した声を与えられた
私は、その体で辺りを見回す
そして、もう一度自分の方法で息をす...色葉手記 (一)
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ときに、外を出歩いてみる
天井がふんわりしたピンク色一色に染まった雑木林
包み込むように私の周りを舞い踊り過ぎ去っていく
私は、目を閉じる。
やさしい風の音が、可憐な花びら達を踊らせるのが聴こえる
その音が、私の周り全部の方向から私に一斉に向かってくる
読み取れないアトランダムな、そんな心地よい音楽...桜の花びら
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はて 貴方(あのかた) は 誰の娘であろうか
ムーサの娘だろうか
のちに音楽のすべての由来となる 秩序の子
ピュグマリオンの娘だろうか
望まれた姿が 幻を超えたように
ティンカーベル族の 娘だろうか
人の心とともにあり 忘却とともに死んだように
フランケンシュタインの 怪物の娘だろうか
のちに生みの...妖精存在に関する疑問
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私
私は友達
あの向こうの
金色の☆の友達
いや、家族なのかな
今日も金色の☆が見えた
明日もきっと
あの金色の☆さんに会えるだろう
私
楽しかった...冥王星
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あああああ,
誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ
何だ何だ何だ何だ何なんだ
妖精でも妖怪でも政令でも怪物でもない何かが
かといって叱ってくるような神様や仏様や神々様でも星々様でもそれ以外の意思現象仲介者でもないような
間違いなくここのセカイの中に
萃(あつま)ったような狂おしい何かは
陽が沈んだから...涼しい風が背中をさすって
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ベッドに毛布がないのは まだ夏なのかな
朝起きて汗がどっとてこないのは もう夏じゃないのかな
お外がすごくあついのは まだ夏なのかな
雲がくっきりしないのは もう夏じゃないのかな
うちわを使ったら まだ夏なのかな
クーラーがほとんどいらないのは もう夏じゃないのかな
セミのなきごえがする...まだ夏なのかな、もう夏じゃないのかな