タグ「亜種」のついた投稿作品一覧(16)
-
あれはいつだったかな…。
お父さんが病気で死んでしまってお母さんは暗くなって外に出なくなってしまった。
ルカ姉もそんなお母さんを見てからグレてしまった。
でも…。
おばあちゃんが縁談を持ってきた。
その日から変わった。
『ルカ、ナナ。この方が鏡音裕貴さんよ。貴方たちの新しいお父さんよ』
『お父さん…...番外編@思い出
-
暗い。
とっても暗い…。
どこを見たって闇。
「ん…」
意識が段々はっきりすると共に頭に鈍い痛みが思い出したかのようにジワジワと広がっていくのが分かる。
ゆっくりと体を起こす。
「ここ…」
辺りを見渡すと見覚えのある部屋だった。
「私…確か登校してて…レン君を見つけたから声をかけようと…」
その後か...狼さんだらけ14@病んでるアイツと。
-
7月25日はシンの誕生日。
って事で誕生日パーティーをする事になりました。
「お誕生日おめでとう!」
「有難う、ナナ」
笑顔でプレゼントを渡す美少女と笑顔で受け取る美少年。
まるで絵に描いたような…。
「おーい。俺達いる事かんっぺきに忘れてるよな?」
「…チッ」
「オイ今舌打ちしたよな?」
甘い雰囲...誕生会での悲劇
-
何故だろう…。
ナナが猛ダッシュで去って行くのを見ながら深いため息をついてしまった。
「昔から鈍いよなぁ…ナナは」
また、ため息をついた。
「霧音…シン」
「!?」
後ろから静かに呼ばれた俺は勢い良く振り向いた。
「カイト…か」
一瞬アイツの声に聞こえたから焦った。
「君はいつも邪魔をしてくれるよね...狼さんだらけ@13_しー君の暴走(弱め←
-
Q.ドSのSは…?
レンの場合
「はぁ?普通にSはSだろ?」
リントの場合
「んー…何を期待しちゃってるのかな?」
カイトの場合
「え?…俺の場合は親切のSですよ」
「はあ…カイトはアレとしてレンとリントは面白くないわね」
「ルカ姉…いったい何がしたいの」
「え?分かんない」...Sの意味は?@番外編
-
帯人に殴られた部分が痛い。
そう思いながらナナの横を歩く。
「しー君…頭痛いの?」
ナナが心配そうにシンを見つめる。
「え?い…いや?」
シンはニコリと笑う。
「無理しない!帯人は昔っから手加減しないもんね…」
ごめんねと言いながら頭を撫でる。
「あ…や…その」
「し…ひゃあ!?」...狼さんだらけ@13
-
帯人の起こした事件から一週間。
だいぶ落ち着いた。
でも、悪夢は続いていたらしい。
「はい、てめぇら静かにしやがれ」
MEITOが教室に入り教壇に立つと手を叩く。
そして口が悪い。
「今日、転校生が来たから紹介すんぞ」
MEITOがドアの外にいるであろう転校生に入っていいぞと言う。
皆が見ているドア...狼さんだらけ@12
-
時は放課後
「あれ?そういや福ちゃんは?」
ルキの言葉で皆見渡す。
「そうえば、3時間目から見てないねナナちゃん」
そんな事を話していると、殺気を感じる。
「誰?」
レンは扉の前に立つ男に問う。
「…死神、と言っておきますね」
男がニコリと笑うと、どこからか分からないが、アイスピックを取り出す。
…...狼さんだらけ@11
-
レンの場合
「レン君レン君」
「ん?」
ナナはレンの腕を突っつく。
「キス…して良い?」
「はぁ!!?」
ナナのいきなりの発言に焦る。
(え?いや…え!?ちょ…今キスってwww)
かなりパニックになっている様子。
「…ダメ?」...エイプリルフール@ナナちゃん嘘ついちゃうぞッ
-
「お…おは、よ」
「お、おはよ」
よろよろと歩きながら家から出てくるナナに驚くレン。
「凄く疲れきった顔してるけど…何があったの?」
リントはナナを後ろから支える。
「まぁ…色々と」
フラフラとナナが歩き出す。
二人は慌てて追いかける。
学校に着くと騒がしかった。
「朝から騒がしいな…。あ、ルキ」...狼さんだらけ@10
-
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫だよ!」
「無理してない?」
「リント君まで…二人共心配しすぎ!」
いつも通り3人で帰宅。
二人は具合悪くて保健室に行ったナナを心配しているようだ。
「やっぱり!」
「へ?」
後ろから声が聞こえる。
「ナナちゃんだー!」...狼さんだらけ@9
-
『リント君なんて知らない!』
泣きながら走り去るナナの姿を思い出す。
「ナナ…どうかした?」
「え?レン君こそどうしたの?」
レンとナナの声が聞こえる。
「っ…」
リントは堪えきれず教室から出る。
「…」
ナナは一瞬リントを目で追う。
「リントと何かあった?」...狼さんだらけ@6
-
「ナナおはよ」
「おはよ、レンk」
「おはよーナナちゃん。俺と行こっか」
「え、ちょ待ってy」
「ほら早く早く」
昨日の事があってからリントが邪魔をしてくる。
話す事すら出来ない。
「リント君、どうしたの?いつも通り3人で行こうよ」
リントは黙ってナナの腕を引っ張っている。
「ねぇってばぁ!」...狼さんだらけ@5
-
ナナは家に帰ってからも考えていた。
レンは自分が好きなんだと…。
「でも…リント君も私の事が好きって事でいいのかな」
確かに言っていた。
同じものを好きになると。
「…まさかね!」
ナナは勢いよく起き上がると部屋から出る。
「あ、ルカ姉ちゃん」
階段を降りているルカを見つける。
「あら、帰ってきてた...狼さんだらけ@4
-
新しい学校生活が始まってから一週間。
それなりに慣れてきた…気がする。
「あ、鏡音君おはよう」
「…おはよ」
ナナにとって話しやすいのはレンらしく、何かと話したりする。
「ナナちゃんおはよー」
「おはよう、リント君」
後ろから走って来たのはレンの双子の兄、リントだ。
「レンの事も名前で呼べば良いのに...狼さんだらけ@2
-
「マスターどこですか?」
靴音がだんだんと近付いて来る。
そして遠くなった。
(ふぅ…)
有紗は壁に体を預ける。
体から力が抜けて上手く立てないのだ。
「どうしていきなり…」
今まで何度かあったが今回のはかなり酷い。
『いつか暴走するぞ』
いつの日か梓に言われた一言を思い出す。...番外編__夢落ち