ねるえとの投稿作品一覧
-
あたまんなかぐちゃぐちゃしててわかんないよ
へやのまんなかでうずくまるのわたし
あしたはえんそくでじゅかいにいってくるわ
さよならさよならさよならさよなら…
ビビットカラーの脳内図
酷く脆い声で叫んで
君の姿が何処にもないよ
わたしを一人ぼっちにしないでよ
不安定なお皿の上で
じっとしていればいいん...あいうえお花畑
-
屋上から気怠い女が
眺めている 靴は脱ぎ捨てた
誰かの声で目覚めた午前0時
熱のこもった まなざしは許せない
きっとこの思いは届かない
追えば追うほど遠ざかっていく
きっと…これは夢のまま。
軒下で憂鬱な男が
眺めている 空には届かない
町並みに取り残されたお前達が...廃空
-
お互い応援しあえるような
そんなふんわりした無垢な関係
大親友っていえるほどの
そんな幸せな関係なの
まるで花が咲くみたいに
きみと出会った瞬間
胸がぱっと明るくなったよ!
こんな気持ち初めてなんだ
誰かと一緒にいられるのが楽しいってことが!
あなたとそんな話で盛り上がる午後9時...百合の花
-
確か 確か 確か……
「好きだったような気がする。」
淡い色の白詰草かき集め
きっときっと望んでいたことはひとつ
黒い願いを抱えながら抱かれてく
盗まれた想いを超えるほどの憎しみで満たしてく
残酷な世界に生きるのは私が愛した人と…
されど要らない名声ばかりが邪魔なのよ
好きだったような気がする
知ら...白詰草の女
-
退屈路線の行き先はナシ
呻いた途端にセカイは止まり
明日の方向すら見失い
私 一体何をしているの?
バカみたいにくよくよして
苦しい表情(かお)も押し殺して
何のための人生やら
私を楽しくさせてみてよ
ひとつにひとつを足せば変えられる?
無色の透明感も欲しいけど...Color
-
君を許さない
呪の言葉を紡ぎましょう
月の照らす裏切りの夜に
孤独を抱きしめて呪いましょう
刹那、闇へと堕ちるだけ
奇しい光に映し出す
今宵もふたりは寝台の上で
啼いても嗤っても戻れない
振り向く間もなく酔い痴れる
されど男は信じられるものでなく...呪怨ノ夢
-
君の寂しさなんて押し殺して閉ざして
夢にまで描いた理想すら消えていく
塗りたくられた青空の下で
呼吸をするのも忘れるぐらい
切ない思いを抱きながら
四角い空を見上げていた
最低限を与えられても
欲求は常に手繰り寄せるの
懐かしい思い出を胸に
冷たいベッドで眠っていた...nightmare
-
「おやすみなさい」
誰かがそう言った
わたしは目を閉じて眠る
誰もいない部屋で
夢のなかで見た
誰かが踊っている
わたしは手を伸ばし掴む
誰もいない夢で
君はだぁれ わたしもだぁれ
白い紙に赤い文字で描こう...夢遊病
-
妙な空気の中で息をしていたらしい
酸素がなくなるみたいに脳内から消えるね
君が帰らない家を独りで過ごしていた
徐々に奪われてく体温と鼓動が離れてった
当たり前だと思ってたこと 自然だと感じ始めていたことが
僕の目の前であっという間に消えてしまったんだ
空が青いね あゝ 空がとっても青いよ
君のいない...水底心中
-
たったたらたらたー
たったったったったてったー
たっとったったったってっとー
今日も1日掘り続けます
あっちらこっちらどっちらそっちや!
三十路は働く
今日も1日働きました
腰痛がヒ・ド・イ
たったたらたらたー
たったったったったてったー...ドリル…ガール?
-
まるで御伽話のような
花畑のキミは誰よりも綺麗で
君色に染まるほど
何も見えなくなる誰よりも見ていた
声をかけられなくて
けれど見つめていたい
この心の奥底 漲る思いは
誰よりも重く
僕のものにならないかな
魔法の言葉も所詮は願いだ...▽堕落
-
もしも君が「僕」を奪ったら
僕のことを忘れないでいてくれる?
背中合わせ2人悟る
けれど君は許してくれず
自分勝手な僕を嘲笑うように
「さよなら」そう言って消えた
雨に打たれる僕の体は
夢に融けて消えていくけれど
君は僕を失うことを誰よりも
恐れていたはずなのに…...Rain
-
すれ違う顔馴染みの顔も分からないくらいに
何もかもが崩れていく 日常が消えていくの
恐れていたわけじゃない 愛していたわけじゃない
少しだけできた温もりに憧れていただけなんだ
膨らみかけた蕾は 咲く前に千切れていく
あなたの笑顔がとてつもなく冷たくて 切なさを孕むの
もう遅いよ どうしようにもない ...残骸の相逢
-
アカラサマにされても笑えないよ
夢を見たいのかい?
背中越しに話す体温 ボクの
心を融解する
一度ジャンプすればちゃらんぽらんさ
ポケットの中 ぬくぬくしてる(よ)
幸せは所詮お金でしか育たないんだよ
知ってた?(笑)
本当は駄目だって わかってたとしても
ボクのでっかい夢には 聞こえない...影印
-
喋れないよ 喋りたいよ
目の前にいるキミに話しかけたいよ
声が出ない 喉が痛い
ねぇこの気持ちどう伝えればいいのかな?
斜陽が傾きかける 暗やみに突っ込んだ片足
ぶらぶらブランコでゆらり 憂鬱そうに空を見上げ
何にも言えないけど 悲しそうなキミは笑った
力いっぱい叩いた 背中ごとぶっ飛ぶとある午後
...ノドが痛い
-
昔は油も乗っていてパリパリしてたけど
今となっちゃあ若者に負ける毎日
頑張れだとか同情だけじゃ心は動かない
現実を思い知ったよ これが日常
涙をもみ消してくれるのは雨だけさ
誰も声すらかけてくれない あゝ
こんな落ちこぼれ野郎には
ゴミ箱がお似合いなんだろ 知ってるさ
今時の唐揚げ弁当はこんな古臭い...唐揚げ弁当45円
-
牢獄に囚われた一人の少年が
憂鬱を呟きながらメールを打っていた
星空に憧れて脱獄を夢見た
夢の向こうでは彼女が泣きながら笑ってる
どれくらいの月日が流れたんだろう
時間も知らないままメールも送信できない
それでも打ち続けたのは指先が
あのね キミの所に行きたいなって
烏も鳴かない死んだ空の下
だから...常闇牢獄
-
狂気の中に潜むケダモノ
迷路に迷った子供達を喰らう鬼
眠りにつく妄想(ゆめ)に魅せられて
地に堕ちていく怪鳥
どこまで逃げても追いかけてくる
さあさ こちらが出入口と嗤う監獄の死神
森の廃屋さえも呑み込んだ血の世界
記憶を捻じ曲げてお前も住人となれ
普通という言葉など有りはしない
いつの間にか染まり...影牢拘束地帯
-
一人ぼっちのお祭りに
お前を導く少年の声
夜空に咲いた花々を愛でながら
誘われる道標 手を伸ばす
騒ぐギャラリーのなかで咲き誇る
見事な一輪の華 抱きしめよ
君は哀れな子だろう おいでと
足音を追うまにまにたどり着いたのは
お一人様お導きに 捧ぐ贄と成れば
お前もやがて可憐な花となりうる...神隠し弐
-
サイレンの音うるさいなって
誰かが捕まったのかな
どうでもいいけど彼女は私の大切な人
失った数だけ取り戻し
彼女は悲しく微笑んだ
私は張り裂けそうな胸を抑え抱きしめた
人生の再出発には時間がかかるけれど
私が傍にいるわ だから大丈夫よ
安心して眠ってほしいの
心はもたれながらも生きながらえ...隣隣人の歌
-
僕は隣人 君のお隣さん
こっそり穴から君を見つけたよ
僕は隣人 君のお隣さん
友達になりたいって思ってるよ
うるさいなって思っても
君と共有できるこの時が
至福だと感じられるんだ
僕は何て幸せ者なんだろ
言葉の端々から分かるよ
君には大切な人がいると...隣人の歌
- 1
2