タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(91)
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起きるのも億劫な7時前
寝癖が明後日を見て笑う
繕った見かけを確認して
「いってきます」「……」
自分から擦り依って
離れても黙ってる
私は 切り捨て易いお友達
笑った、それはもう笑えた
私は今、名前も呼ばれずに
笑った、それはまあ笑えた...ゆりかご
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「あなたと私で?」
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転んで 頭をぶつけ
フラフラする 体を奮い立たせ
笑えば なんともないよ
フラフラする 頭もボヤけたまま
「大丈夫」とカッコつける
人は地面に足をつけてなきゃ
生きてけないって知ってるだろう
助走つけても足がすくんでる
勢いつけて逆さまになり
視線の先に 不安そうな...猫背の倒立
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右も左も見えやしなくて
パパやママのも分かんなくて
だからそれから真っ暗な部屋
見えない涙だけ拭った
声を出さないように
唇を噛み締めた
血の滲む傷からは
アイがこぼれてくる
天邪鬼の泣き顔
誰も見ない見ないで...After Rain
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乾いた言葉1つ
閉ざした世界7つ
僕にはまだ見えない
アナログなモノクロ
乾いた心2つ
閉ざした瞳4つ
僕らはまだ見えない
メリメロなナナクロ
宝探し、迷路
この世界じゃそれがすべて...Rain Bomb
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止まない雨はないのだと
言った人に会いたいんだ
変わらず雨は降るけれど
いつか止むと信じたいんだ
窓際 今日もまた ひとりひとり
地球儀 今日もまた まわりまわる
「一人が好き」はかなり嘘で
いつまでもと願えば叶わなくて
相も変わらず笑う藍は
いつも通り僕を殺してゆく...インディゴの星と愛
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雲の回りを独回転(いっかいてん)
泳ぐ景色が落ち着かない
「君はいつだってそうやって」
とか言ったって笑うんだろ
見透かされてるようで
降水確率30%でも
土砂降りはあり得るよ
息を止めて朝を待っていればいい
君の好きなだけ笑えばいいと思うよ
僕は離れたところで見てるから...テンプレートデプレッション
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教えて王子様 本当の言葉はどこなの?
私にだけ聞かせてよ 秘密のお伽噺
恋の魔法に誘われて
淡い心を擽る想い
いつになれば満たされるの?
嘘吐きの君に聞こえてるのかな
毒林檎も小人もいない
ガラスの靴もない世界で
君を見つけた私のこと
憶えていてほしいの...嘘吐きに祝福を
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言葉を手放した時点で
世界が初めて盲目に泣いた
良く在る或る綺麗事より
少なくとも恥は捨ててないから
歪(ゆが)んだ感情 歪(ひず)んだ音色
取り返そうか 使われないよう
「良い様に」そんな言い様に
言いくるめられた僕の息
人形劇の蓄音機から戯曲
騙る姿は人間に似た悪魔...トラジックステージ
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卒業
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雨降りの午前4時
二人きりの遊歩道で
染み付いた冷たさが
心も全部抑え込んだ
朝焼けはまだ来ない
何も知らずに進む雲
幾度目の空見上げ
1つきりの願い事した
頬を伝う雨を拭いもせずに
傷付けない言葉選びながら...Rainy
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寂 しい 苦 しい
おはよう→おやすみ
眠 たい 眠かせて
おやすみ→痛いよ。
瞼が軽いのは誰の所為?
眠れぬ夜にまた息止まる
好きだということ
=とても苦しいの
まだ好きでいてよ
=ないと泣いちゃうよ?...生き違いアンサー
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底 から 涯 まで
ただ 目を 伏せ 「好きだよ。」
指先 から 零れて
微かに 削ぎ 落として
まさか、ね もう 要らない?
怯えて隠した
みんな一緒なんて
笑う笑う愛しい君
泪 涙 笑顔
僕の精一杯...星屑アダプタ
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夜明け頃の朝が好きです
部屋からの夜空が好きです
繰り返す雨天が好きです
寝惚け眼で確かめます
寄り添う夢で目を覚まして
懲りもせず隙間で笑った
外に出る支度をしたけど
やっぱり眠ってしまおうか
ただ ただ 何も 望み なんか 無い
ただ ただ 僕が そこに いない だけ...クロノスタシス
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走り出した 弱音紡ぎも
生き疲れた 生きたがり屋も
軋んだ音は 君への「好き」
終わらないアンコールの雨
散らかった 部屋の隅
早送り 巻き戻す
夜が飽き 朝寝坊
「先に言え」「知らないよ」
寄り添う夢を見てた
綴じ込めた空想劇(フィクション)...一度限りのアンコール
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心音
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この手で壊した世界の切端
夕暮れ朝焼け夜更けと旅人
事実無根で
隠し味無し
張り裂けない心臓
お願い神様 この僕をどうか
パーフェクターと呼んでくれ
お願いこのまま 枯れて逝くのなら
君に好かれる僕を描いて
この手を壊した世界の片隅...Perfecter
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枯れかけの行為
見た目重視の体(てい)
完全固定の 平熱擬装
ある日の微熱が作った
某僕のとあるお話
あの日に僕らが作って
折り畳んだあのお話
昔、々、つい昨日ですが
浮かぶ頭 浮かぶ情景(ビジョン)にて
夢と現 曖昧になって...Dreamy Bitter
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口先上手なアイツがガイシャで
丸め込まれた大人を不信し
棒片(ぼうきれ)を持った僕らが犯罪者(わるもの)
アイツの所為で泣いてるAさんに
僕のできる事といえば?
捻くれた世界に焦点合わせようと
してみたけど意味無いよ
いつの間にかこの僕は
弱くなってしまった
慾どうしい僕を痛めつけてやろうと...ウィンピィ・スタァダスト
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気をつけて、との警告に
ごめんね、と線を踏んだ
堪えきれないと嘆く前に
また明日、は約束で
同時に綺麗事だよ
いっそどうにかなってしまえ
傷跡から滲み出た
トラウマに身を任せ
揺らいだら揺らいだ分だけ
泣けばいいんだなんて...メリメロブランク
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思い出しては泣く人がいるのに
果たしてこれを恋と
呼ぶのでしょうか?
取っ掛かる あの日の恋
前髪を切ったことも
少し背が伸びたことも
好きな人がいることも
君には教えてあげない
浸りきっては泣く人がいるのに
果たしてこれは何の...Me Who Face,Reciprocal You.
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冷えた空へ呟いた
僕は何処に行けばいいの
歪む世界に立ったまま
歩けなんて無理でした
泣いて笑って過ごした日々
巡る季節の狭間に溶け
冬の名残が息を殺す
泣き笑いしながらも言えたんだよ
『未来の僕へ。
いつかあなたが同じように巡ってきた時には...【応募用】盤上輪廻の夕暮れ(仮タイトル)
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あの日塞ぐように咲いた
赤い椿を胸に抱き
陽溜まりを探して駆けてく
「サヨナラ」ダケガ人生ダ。
行き交う人混みに紛れては
彷徨した先の山茶花に
ただ 焦がれて已まないだけ
交わす契りには霜が降り
また一つ失くすその度に
もう 終わりにしようかと泣いた...追憶花嵐
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回避-回避型の僕
白み明けた朝の外
少し呆けた目を擦り
「何か思い出せないなぁ。」
記憶の波を誰かが蹴る
僕は僕で、僕らしいのかい?
あー。ここにいる証明なんて、
息すりゃなんとかなるでしょ。
あー。忘れたよ、約束なんて。
うるさい、分かったからもう、...Am not I.
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歩く歩幅も控えめに
僕はゆるりと歩いてた
気紛れに抱くこの思い
カッコ悪くて俯いた
斜め前を行くその人は
僕の嫌悪のカタマリだ
だってだってつまりは
惨めなんだ
「ああもう、そんな君が好きなんだよ。」
僕の傷口を淡く削りながら...ガーネットデイドリーム
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白み始めた夜に残されて
「おはよう。」の権利も盗られたから
しかたないかな
淀み始めた視界潰されて
「ごめんね。」のタイミングも逃して
しがみついてた
僕が僕である異常に
強制終了をかけた僕もブラックアウト
底に、其処に、辿り着いて
鈍い、痛み、密やかに僕を裂く...上下アシンメトリー
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目を塞いだハズなのに
見たくないと言ったのに
昨日よりも鮮明で 淋しくなった
なんかちょっと点々が見えて
黒を落としたようなそのシミは
広がっては僕を諦めさせる
一歩進んで一歩退がって
垂直ジャンプした15歩目
譲歩してる 無理してる
そんな僕なんか嫌いです...憧
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噛み合わない思いの果てに
手を伸ばしてすがり付く
油性ペンで描き消されたコロニー
背中越しに感じるノスタルジア
見え隠れしてた劣等
寄せ集めた甘い言葉
本気になれない毎日
ミステイクばかり連発
弱まったコンプライアンス
抑制を失くした世界論...背中合わせのノスタルジア
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片割れの僕がさ
もしも居なくなってさ
どこかで傷付いてるとしたら
残された僕はどうすればいいの?
雨のようだと 飴玉のようだと
瞳に映る憧れは輝いてみせた
それは
自己嫌悪にしては甘くて
自虐行為にしても緩くて
生温かさに生きる僕が許せないんだ...成長糖度
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想像していく君の手と共に
僕が出来るのは退屈しのぎとか
それだけじゃないんだよ
頑張って、とは言わないよ
頑張ってるのを知ってるから
でも、僕、所詮、それだけ。
言葉なんかじゃ足りなくて
だけど声も届かなくて
夢中になって歌いました
伝わればいいと思いまして...恋情パンデミック